モンゴル入国後の隔離スケジュールや宿泊費用を紹介!2021年モンゴル渡航−ホテル隔離編−
モンゴル入国後に7日間のホテル隔離をおこないました。宿泊したのはウランバートルにある5つ星のKempinski Hotel。インターネットの回線速度さえ速ければ、隔離生活もそこまで苦ではありませんでした。
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モンゴルでの7日間のホテル隔離を体験!
2021年6月現在、モンゴルでは入国後に宿泊施設(ホテル)における7日間の隔離と、自宅における7日間の隔離が義務付けられています。
※新型コロナウイルスのワクチンを2回接種している人は隔離は免除されます。※6月28日の規則の変更により、ワクチン接種を完全に終えた人も、入国後に7日間の自宅隔離が義務づけられています。
※10月15日の規則変更により、ワクチン接種の有無、新型コロナウイルス感染症罹患の罹患の有無にかかわらず、入国したあとのPCR検査、入国したあとの14日間の自宅待機が求められることになりました。
これにより宿泊施設(ホテルなど)での隔離はなくなりました。
そのため、僕もモンゴル入国後に7日間のホテル隔離をおこないました。
そこで今回は、モンゴルでのホテル隔離のスケジュールや宿泊費用を紹介します。
モンゴルへの渡航を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
※入国制限や隔離措置に関する規則は、新型コロナウイルスの感染状況によって度々改正されます。
モンゴルに渡航される予定の方は、在モンゴル日本大使館や在日本モンゴル大使館、利用する航空会社から最新の情報を手に入れるようにしてください。
モンゴル渡航前にホテルの予約が必要!
モンゴルに渡航する際は、事前に隔離のためのホテルを自分で予約しなければなりません。
ホテルの予約が確認できない場合、飛行機への搭乗を拒否されてしまう可能性が極めて高いので注意してください。
当局が指定している5つのホテルから選ぶ
隔離のための宿泊施設はどこのホテルでもいいわけではなく、ウランバートル市内の5つの指定ホテルから選ぶことになっています。
7日間の隔離に利用できる(指定されている)宿泊施設は、以下の5つのホテルです。
ウランバートル市内の5つの指定ホテル
- Kempinski
- Novotel
- Tuushin
- Ramada
- Ibis styles
このなかから好きなホテルを選び、自分で7泊分の予約をすることになります。
1泊分の料金の目安はMNT250,000(約1万円弱)です。
ホテルの予約日数は7泊分
隔離期間の日数の数え方は、モンゴルに入国した日が宿泊施設隔離の1日目として、入国から7日目が宿泊施設隔離の最終日となります。
そして、8日目から自宅隔離のスタート。
そのため、ホテルの予約は7泊分必要ということになります。
ちなみに、僕が利用したホテルはKempinski Hotelです。
Kempinski Hotelの予約は以下の公式ホームページからおこなえます。
リンク
KEMPINSKI HOTEL KHAN PALACE ULAANBAATAR(英語):https://www.kempinski.com/en/ulaanbaatar/hotel-khan-palace/
ホテル隔離中のスケジュールを紹介!
ここからは、僕が実際に体験したモンゴル入国後のホテル隔離中のスケジュールを紹介します。
7日間のスケジュール
- 1日目(モンゴル到着)
- 2〜5日目
- 6日目(PCR検査)
- 7日目
- 8日目(ホテル隔離終了)
1日目(モンゴル到着)
空港からKempinski Hotelまでパトカーに先導されながら移動。
ホテルに到着すると、検温、アルコール消毒がおこなわれ、1組ずつ予約してある部屋に行きます。
ホテルスタッフによる部屋の簡単な説明が終わると、いよいよ隔離生活がスタート。
このときから、6日目のPCR検査を除き、8日目のチェックアウトまで人に会うことはありません。
食事は部屋の前のテーブルで受け渡されます。
ドアをノックするのが「食事を用意しました」という合図です。
2〜5日目
1日2回、自分で検温をして健康管理のチェックシートを記入します。
また、1〜2日に1回、ホテルスタッフから電話がかかってきて、体調やホテル生活に問題がないか確認されます。
そのほか、特に何もありません。
6日目(PCR検査)
医療スタッフが部屋の前に2名訪れ、PCR検査がおこなわれます。
検査方法は鼻咽頭ぬぐい液で、日本で検査したときよりも痛かったです。
「いったい何周するの」というくらい、鼻の奥でぐるぐるしていました。
7日目
特に何もありません。
ホテルでの隔離生活最後の夜に「7日間って意外とあっという間だな」と感じました。
8日目(ホテル隔離終了)
ホテルをチェックアウトします。
一応チェックアウト時間は12:00までという決まりがありますが、好きな時間にチェックアウトしていいよと言われました。
最後にフロントで宿泊費を精算。
このとき、卒業証書みたいな感じの「Quarantine Certificate(検疫証明書)」を受け取ります。
これで7日間のホテル隔離は終わりです。
7日間で特に何かあるわけでもなく、6日目のPCR検査が最大のイベントといえます。
7日間のホテル隔離の合計費用は7.9万円!
今回のKempinski Hotelでの7日間の隔離でかかった費用はMNT204万でした。
日本円にすると約7.9万円です。
およその内訳は以下のとおりです。
費用の内訳
- 宿泊代:6.1万円
- 食事代:1.7万円
- 空港からホテルまでの移送代:0.1万
食事は朝食のみ宿泊代に組み込まれています。
そのため、昼食と夕食に関しては、別料金でフルボード・ハーフボードメニューをつける必要があります。
僕は昼食と夕食は毎回ルームサービスで頼んでいました。
これまで東南アジアのドミトリーやゲストハウスにばかり泊まってきた僕からしたら、一週間で7.9万円はかなりの贅沢です。
しかし、5つ星ホテルに1週間泊まって7.9万円と考えると、良い経験ができたのかなとも思います。
ホテル隔離中にやっていた4つのこと
ホテルでの隔離期間は、特に何もイベントはなし。
部屋から出ることはできないので、ホテルにあるジムやサウナも利用することはできません。
そのため、暇つぶしの道具は絶対に必要です。
ここからは、僕が隔離期間中におこなっていたことを紹介します。
僕が利用したKempinski HotelはWi-Fiの通信速度が速かった(ときどき遅くなることはありましたが)ので、ネットに関しては不自由なく過ごすことができました。
そのため、以下のものがあれば、基本的には退屈せずにすみます。
暇つぶしに必要なもの
- ノートパソコン
- タブレット
- スマホ
①動画視聴や読書
ノートパソコンやタブレットでNetflixやAmazonPrimeVideo、YouTubeで動画を視聴したり、電子書籍で本や漫画を読んで過ごしていました。
VPNを利用しましたが、NetflixもAmazonPrimeVideoも視聴できる動画は日本で利用するときとは異なる模様。
特に、AmazonPrimeVideoで海外でも視聴できるのはAmazonOriginalの作品だけです。
それだけでも十分楽しめますが、ほとんどの映画やドラマ、アニメは視聴できないので注意が必要です。
②モンゴル語の勉強
少しずつですが、モンゴル語の勉強をしていました。
勉強に使ったのは日本で買ったモンゴル語の会話・文法の入門書と、YouTubeにあるモンゴル語講座の動画。
モンゴル語の勉強は去年スタートしていたのですが、なかなか渡航することができず、しばらく頓挫していました。
そのため、またキリル文字の読み方から始めています。
③室内でできるトレーニング
部屋の外に出ることはできないので、室内でできる運動をしていました。
2週間まったく体を動かさないのは不健康ですからね。
室内でのトレーニングもまた、YouTubeにある動画を参考にしながらおこないました。
こちらの動画は20分ほどの運動ですが、しっかり汗をかくことができるのでおすすめです。
YouTubeの『CALISLIFE自重トレ』のチャンネルでは、ほかにもいろいろなトレーニングの動画が紹介されているので、ぜひ室内で体を動かすときの参考にしてみてください。
ホテルで隔離生活をするときには、運動着やちょっとしたトレーニング器具を持っていき、短い時間でも体を動かすことをおすすめします。
④ブログ執筆などの作業
時間がありすぎて逆にモチベーションが上がらなかったのですが、コツコツとブログ記事の執筆やネタだし、構想をしていました。
今後もコロナ禍でのモンゴル渡航についてや、ウランバートルの情報を発信していければと考えています。
隔離生活の充実さはインターネットの回線速度次第
モンゴルでのホテル隔離における、スケジュールや宿泊費などの体験談を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで今回の重要なポイントをおさらいしておきましょう。
個人的には7日間はあっという間でした。
ただ、もしインターネットが使えなければ、もっと長く感じたと思います。
ほかの国のホテル隔離の話を聞くと、五つ星ホテルでもWi-Fiが繋がりにくいということもあるそうです。
ホテル隔離の宿泊先を選ぶときには、費用、食事などとともに、インターネットの回線速度も、重要な指標の一つとして考えることをおすすめします。