【海外サッカー挑戦】チーム探しは自分でできる?SNSやアプリを使って探す方法を紹介!

これまで海外5か国6チームと契約してきましたが、その間にさまざまな方法で海外のチームとコンタクトをとり、何とか契約をつかみ取ろうと試行錯誤を繰り返してきました。最近ではSNSやアプリを使って海外のチームとコンタクトをとることもできます。

自分でチームを探す方法はいくつかある

 

海外でサッカーをしたいと考えている選手の多くは、どのようにしてチームを探すのかという疑問を持っているのではないでしょうか。

 

みなさんが知っているのは海外のチームからオファーをもらう、エージェント会社を利用するという方法でしょう。

 

ただ、オファーをもらうためには実績が必要です。

また、エージェント会社にすべてを任せているような受け身の姿勢では、なかなかチャンスはやってきません。

 

そのため、僕はエージェントの方にチームを探してもらいながら、自分でもさまざまな方法でチームを探してきました。

 

そこで今回は、僕が実践してきた自分でチームを探す方法を紹介します。

実践する上で大切なポイントも説明していくので、初めて海外に挑戦する選手や自分でチームを探してみたい選手はぜひ読んでみてください!

 

【方法1】知り合いにチームを紹介してもらう

 

まずは、元チームメイトや知り合いのローカル選手などの知り合いにお願いしてチームを紹介してもらう方法です。

特に、ベテラン選手はその国や地域で多くのつながりを持っており、知り合いが監督やGMになっていることもあります。

 

僕の場合は、「チームを探しているんだけど、どこか紹介してくれない?」というようにお願いしています。

 

そして実際に、元チームメイトのベテラン選手にお願いして、ほかのチームでGMをしている人を紹介してもらいました。

そこから契約までたどり着いています。

 

また、知り合いの外国人選手にお願いすることもあります。

特に、その国に長くいる選手やいろいろな国を渡り歩いてきた選手はたくさんのつながりを持っているので、「チームを紹介してほしい」とお願いするんです。

 

逆に、僕にチームを紹介してほしいとお願いしてくる外国人選手もちらほら。

僕が海外のチームと契約するたびに、「そのチームに俺のことも紹介してくれ」「その国のチームに俺を売り込んでくれ」と言われたりします。

 

僕も彼らのためにできる限りのことはしてあげています。

いつか自分に返ってくるかもしれないので。

 

【方法2】試合相手の監督やGMに自分を売り込む

 

公式戦であろうとトライアウト中の練習試合であろうと、自分がプレーしているチームの監督だけでなく、相手チームの監督にもアピールするチャンスだと思っています。

 

ザルツブルクに所属していた南野拓実選手がリヴァプール相手に大活躍し、その後リヴァプールからオファーを受けて移籍しました。

試合での活躍は相手チームの監督・GMに大きなインパクトを残すことになります。

 

僕はタイでとあるチームに練習参加していましたが、契約してくれそうな雰囲気はありませんでした。

そこで、練習試合をした相手チームの監督ところに行って、こっそり「契約してもらえないか」とお願いしたことがあります。

 

さすがに、自分がチームと契約している状況で、試合後に相手チームの監督に「契約してほしい」とはいいません。

でも、相手チームのGMやスタッフと連絡先を交換しておいて、次のシーズンへの準備をするくらいはいいと思います。

 

【方法3】直接チームの練習場に行き参加させてもらう

 

かなりハングリーな方法ですが、たまに見かけますし、自分でもしたことがあります。

練習参加のアポイントがとれていない状況で練習場に行って、その場で直接監督に「練習参加させてください」とお願いする方法です。

 

僕の場合、トライアウト中に練習参加できるチームがなかなか見つからないときは、知り合いから聞いたりFacebookで調べたりして練習場所をつきとめ、練習が始まるのを待って監督にお願いしにいきます。

断られることもありますが、参加させてもらえることもありますよ。

 

ヨーロッパでも東南アジアでも、エージェントを利用せずに急にやってきて練習参加し、そのまま契約までたどり着いた選手を何人か見てきました。

行動力やハングリーさなど彼らから学ぶことは多いです。

 

【方法4】SNSでクラブに直接コンタクトをとる

 

初めて海外に挑戦する選手でもできる方法の1つに、SNSでクラブと直接コンタクトをとるというものがあります。

 

特に僕が活用しているのは「Facebook」。

海外の多くのチームはFacebookのクラブのページで情報を発信しているので、そこにメッセージとPV、CVを送ります。

 

返事をもらい練習参加までたどり着くこともあれば、完全に無視されることもあります。

そのため、返事がくればラッキーくらいの気持ちです。

 
Facebookに投稿されている写真を見て、現在外国人選手が所属していたり、過去に在籍していたことがあるチームは返事をくれる確率が高いです。


ただ、僕はエージェントの方にもサポートしてもらっているので、一応「〇〇の国の〇〇というチームにメッセージを送ってみようと思います」というように報告しています。

 
なぜなら、エージェントの方がすでにその国のほかのチームとコンタクトをとっているかもしれないからです。

ややこしいことにもなりかねないので、エージェントの方に確認をとってからメッセージを送るようにしています。


最近では「LinkedIn」というビジネス特化型のSNSも利用しています。

海外で活動しているサッカー監督やコーチ、選手が多く利用しており、そうした人たちとつながりを作っていくことができるんです。

 

リンク


また、SNS上でセレクションの日程や選手募集の案内をしているチームもあります。

そういった情報を見逃さないためにも、SNSを上手く活用できるようにしましょう。

 

【方法5】選手とクラブのマッチングアプリを利用する

 

僕が最近利用し始めた「DSFootball」という選手とクラブをマッチングするアプリも、これから海外挑戦を始める選手におすすめです。

 

DSFootballは投稿されているプロフィールやPVを見て、チームのスカウトが気に入った選手に声をかけるといったシステム。

南米や欧州のチームの利用が多く、なんとJリーグのクラブもDSFootballを使って選手を探しています。

 

また、アプリ内でクラブが選手の募集をおこない、登録している選手がPVを投稿して応募するオンラインセレクションもあります。

PVなしでも応募はできるようです。

 

DSFootballは無料で始められるので、とりあえず登録しておくといいでしょう。

 

 

「PVとCVがありません」とは言わせません

 

コロナ禍ではPVとCVがないとチーム探しは難しい

 

海外挑戦をする上でなくてはならないPV(プレー動画)CV(履歴書)

自分でチームを探したい選手は、まずPVとCVを作らなければなりません。

 

特に、このコロナ禍では海外に渡航してからチームを探すことができないため、PVとCVがない選手のサポートを断っているエージェントの方もいます。

売り込むための材料がないからです。

 

そのため、今はPVとCVを作ることが、海外挑戦のスタートになっています。

「PVは試合の映像がないので作れません」「たいした経歴がないのでCVを作っていません」という選手がいますが、どちらも作ろうと思えば作ることができると思います。

 

なんとかして材料を集めてPVを作る

 

僕も初めは映像がなくてPVを作ることができませんでした。

そこで、チームのスタッフにお願いしてスマホで試合の映像を撮ってもらい、不格好ではありますがなんとかPVを作っていました。

オーストリアでプレーしていたときの話です。

 

知り合いのオーストラリア人選手は、自主トレーニングの様子を撮影しPVとしてチーム探しに使っています。

PVとして価値があるかどうかはわかりませんが、なんとかしてチームを見つけようとしているのです。

 

最近では、日本の高校や大学の部活、社会人サッカーでも試合の様子を撮影していることが多くなっていますよね。

日本にいてもPVの材料は手に入りやすいのではないのでしょうか。

 

映像の編集はスマホのアプリでも簡単にできます。

ちなみに僕はiPhoneに入っている「iMovie」という無料の動画編集アプリを使ってPVを作っています。

 

CVがない場合も同じで、経歴がないから作れないというのではなく、自分のプレースタイルや得意なプレーを記載して作ることができます。

 

「PVとCVはありません」と言っているようではチャンスは巡ってきません

どうにかして作ることから始めてみましょう。

 

エージェントに頼り切りではチャンスはなかなか訪れない

 

エージェントの方も多くの選手をサポートしているので、すべてのチャンスが自分に回ってくるわけではありません。

チームとエージェントの方の信頼関係もあるので、当然結果を残してきた選手や実力のある選手、以前からサポートしてきた選手から順に契約の話は回ってくるでしょう

 

つまり、ただ日本で待っているだけでは、チャンスはなかなか巡ってこないのです。

そのために僕はエージェントの方にサポートをお願いしつつ、自分でもチームを探しています。

 

そして、チームとコンタクトが取れて契約の話になったら、エージェントの方に契約交渉をお願いするようにしています。

 

エージェント側からしても、ただチャンスを待っている選手よりも、なんとかしてチームを探し契約をつかみ取ろうとしている選手の方が、なんとかサポートしてあげたいと思うはずです。

何もしないでただ待つだけの選手になるのはやめましょう。

 

コロナ禍でも契約をつかむためにできることはある

 

海外サッカー挑戦するときに、自分でチームを探す方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

今回紹介した方法は以下のとおりです。

 

チームを探す方法5つ

  • 【方法1】知り合いにチームを紹介してもらう
  • 【方法2】試合相手の監督やGMに自分を売り込む
  • 【方法3】直接チームの練習場に行き参加させてもらう
  • 【方法4】SNSでクラブに直接コンタクトをとる
  • 【方法5】選手とクラブのマッチングアプリを利用する

 

コロナ禍で海外に渡航してチームを探すことができない状況なので、今回紹介した方法のなかには今すぐ実践できないものもあります。

しかし、日本にいながらでもできる方法もありましたよね。

 

トレーニングをしてただ待っているだけでは、行動力のある海外のハングリーな選手たちに負けてしまいます。

渡航できなくてもチームを探すために、やれることをやっている選手は多くいるのです。

 

これから海外に挑戦したい選手やなかなかチャンスが回ってこない選手も、ぜひ何かアクションを起こしてほしいと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください