ビエンチャンからノンカイへ陸路国境越え!陸路タイ入国は超簡単!

ビエンチャンはとにかく過ごしやすいため、長居したくなる人も多いでしょう。
しかし、観光客はアライバルビザを取得しても30日間しか滞在できません。
そのため、ビザなしやアライバルビザでラオスに30日以上滞在したい人は、ビザの延長か、一度国外に出てまた戻ってくるという「ビザラン」をする必要があります。
ビエンチャンに滞在している人なら、タイのノンカイに行って、またラオスに入国するときにアライバルビザを取得するという方法がビザランです。
これでまた30日間ラオスに滞在できるようになります。
そこで今回は、「ビエンチャンからノンカイへのビザランの方法」について解説していきます。
ビエンチャンからノンカイへの陸路国境越えを予定している人、ビエンチャン・ラオスに1か月以上滞在したい人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
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ラオス→タイ→ラオスのビザランの流れを紹介!

私は2024年9月にビザランのために、ラオスの首都ビエンチャンからタイのノンカイへ行って戻ってきました。
そのときの流れをまとめていきます。
ラオスから陸路でタイに入国したい人にも参考になると思うので、読んでみてください。
街中からバスでイミグレーションへ

タラートサオの向かいにあるバスターミナル(CBS:Central Bus Station)からタイのノンカイとの国境であるターナレーンまでバスで向かいました。
バスターミナルに向かうときは、タラートサオとかクアディンと言えば現地の人に伝わるでしょう。
Lao-Thai Bridge – Buddah Park 行きのバスでイミグレまで行くことができます。

イミグレはブッダパークの手前にある!

バスターミナルにいるおじちゃんたちに「どこに行くの?」と聞かれるので、「ノンカーイ」と言えばどのバスに乗ればいいか教えてくれます。

乗車賃は一律18,000kip(約120円)。
乗車時間は約35分。
バスには勝手に乗ってしまって大丈夫です。
バスが走り出してからしばらくすると、係の人が18,000キープを徴収しに来ます。

チケットは1回の乗車分だけ有効!

ターナレーンのイミグレの目の前で止まるので、降りたらすぐに出国審査です。
ラオス出国手続き

イミグレで必要なものはパスポートと出国カード。
出国カードは入国時に入国カードと一緒にもらっているはずですが、手元にない場合は新しい物をもらえます。

ペンは自分で用意した方がいいです!
出国カードを記入し、出国審査カウンターに並びます。
基本的に滞在可能日数を超えていなければ出国審査はあっという間に終わるはずです。
さらに、追加で以下の手数料が必要になります。
- 出国料金:20バーツ
- 時間外手数料:1ドル
並んでいる人が誰もいなかったので出国審査はたったの1分で通過できました。
イミグレ職員から出国料金を請求される
出国スタンプを押してもらいパスポートを返却されたときに、イミグレ職員から20バーツを支払うように言われます。
この20バーツは出国料金とのことです。

イミグレによっては10,000キープの場所もある!
また、国境の基本時間は平日の8:00〜16:00となっています。
そのため、平日の午後4時から翌朝の8時まで、土曜・日曜日や祝日は時間外手数料が発生します。
どの通貨で徴収されるかは場所によって異なるようですが、地球の歩き方には1ドルと記載されていました。
ちなみに、バーツなら30バーツ前後、キープなら20,000キープ前後で徴収されると思います。
ラオス−タイ間の国境越え

出国審査を終えたらすぐに国境を越えるためのバスのチケットを買います。
チケット料金は30バーツか20,000キープ。
バスの待ち時間が5分ほど、乗車時間も5分ほどでした。


タイ・ノンカイ側に到着したら歩いてイミグレに進みます。

タイ入国手続き
2024年9月現在、タイの陸路入国はかなり簡単になっています。
理由は以下の2つです。
- ビザなしでの陸路タイ入国の制限解除
- 出入国カードがいらない
ビザなしでの陸路タイ入国の制限解除
これまでタイへのビザなしでの陸路入国は「暦年で2回まで」という制限がありました。
しかし、2024年7月にこの制限は解除。
タイへはビザなしで何度でも陸路入国できるようになりました。

チェック項目が少ないからか、入国審査は超スムーズ!
出入国カードがいらない
ターナレーン−ノンカイ間のタイへの陸路入国時の出入国カードは2024年4月15日から2024年10月15日まで一時不要となっています。
そのため、出入国カードを記入する手間がいらず、審査時の細かいチェックもありません。
ノンカイの入国審査カウンターに到着したら、
- パスポートを渡す
- 何日滞在するか聞かれる
以上です。

イミグレに到着してから入国審査が終了するまで経ったの1分!
タイ出国手続きから国境越え

今回はビザランということで、ちょこっとノンカイを散歩してから再びラオスへ戻ります。
基本的に、オーバーステイさえしていなければタイの出国審査はサクッと終わります。
ここでも出入国カードは不要で、イミグレに並んでいる人もいなかったので、イミグレ到着から審査終了まで1分ほどでした。
そして、30バーツのバスに乗り国境を越えます。


ラオス側ではチケット代の支払いでバーツかキープか選べましたが、タイ側ではバーツ支払いのみでした。
ラオス再入国(アライバルビザ取得)

ラオス側に到着したら入国カードとアライバルビザ申請用紙を記入します。

ラオス滞在が15日以内の人は入国カードだけ!
アライバルビザの申請用紙はビザ申請窓口で貰えます。

記入が終わったらアライバルビザ申請窓口に、
- パスポート
- 入国カード
- アライバルビザ申請用紙
- 40ドル
- 顔写真
を提出して待ちます。
約5分ほどでアライバルビザが発行され、パスポートとおつりが返却されました。
時間帯によっては並んでいる人が多く、待つ時間が長くなります。
ちなみに、ビザの発行と同時に入国スタンプも押してありました。
スタンプが押してあれば、ビザ申請カウンターの先にある入国審査カウンターはスルーできます。
しかし、スタンプが押されていない場合は、しっかりと入国審査を受けてスタンプを押してもらいましょう。

スタンプの確認はめちゃくちゃ大事!
イミグレーションからバスで街中へ

イミグレーションを出たらバスで街中まで戻ります。

バス停はイミグレを出て右前方!
バスの乗車料金は一律18,000キープ。
バスの本数はそんなに多くないので、すぐに街中に行きたい人はタクシーやトゥクトゥクがおすすめです。
【注意】休日はイミグレが混んでいて時間がかかる

土曜日や日曜日、祝日になると国境のイミグレーションには多くの人が訪れるようになります。
というのも、ラオス人がタイに入国するときにビザは不要なので、休みの日にタイに出かけるラオス人が多くなるからです。
出国審査カウンターには行列ができ、車も渋滞します。

時間外手数料も取られる!
そのため、自分で自由に時間や日程を選べるのであれば、国境を越えるのは平日の昼間が1番いいでしょう。

ラオス国外に出なくても滞在期間を延長する方法がある!

ラオスではビザを取得して入国している場合にのみ、イミグレーションオフィスで滞在期間を延長することができます。

ラオス国外に出る必要がない!
- 延長できるのは最大で30日
- 延長の申請は1回のみ可能
- 料金は延長1日あたり20,000キープ+サービス料
- 所要日数は1日〜数日
ビザ延長の申請回数は1回のみという情報と、2回(最初の30日と合わせて3か月)という情報があります。
ちなみに、回数制限の情報はイミグレーションオフィスのHPには載っていません。
より詳細な情報を知りたい方はイミグレーションオフィスで直接確認してみてください。
※正確な情報が入り次第更新予定
ビザの延長申請に必要なものは、
- パスポート
- ビザ延長申請書
- 証明写真
- 申請料
以上です。
街中の旅行会社がビザ延長の代行サービスを行っているそうです。
自分で手続きを行うのが難しい人は、利用してみてもいいかもしれません。
ビザを取得せずに入国した人は延長できません。
そのため、ビザなしで入国した人が滞在期間を延長したい場合は、隣国へビザランする必要があります。
【失敗談】痛恨のミス!今はビザランの方が高い!

私が前回ラオスに住んでいた2019年は、イミグレーションオフィスでビザの延長をするよりも、ビザランの方が全然安くすんでいました。
私の記憶では、
- ビザラン:アライバルビザ=30ドル
- イミグレビザ延長:1日あたり2ドル
当時は、ビザを延長するよりもビザランの方が安かったのです。
その時のイメージからしっかりと調べずに、5年経った今回もビザ延長ではなくビザランを選びました。

ビザのリミットにギリギリで気づいて少し慌てていたというのもあります。。。
しかし2024年現在、よく調べてみると、イミグレでのビザ延長料金が1日あたり20,000キープに変わっている。
ついでにアライバルビザの料金は上がっている(すでに知っていました)。
結局、イミグレでの延長の方がビザランよりも安くすむように変わっていたのです。

痛恨のミス。。。
私は、この手の「よく調べずにやった結果、損した」という失敗を度々繰り返してしまいます。
ビザの延長を検討するときには、延長がいいか、ビザランがいいか、よく調べてから手続きするようにしましょう。
まとめ:タイ側の入国制限撤廃でビザランがしやすくなった!

ビエンチャンからノンカイへのビザランの流れをまとめてきましたが、いかがでしたでしょうか。
ここで今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。
この記事のポイント
- ビエンチャンの街中からターナレーンのイミグレーションまではバスで行ける
- 出国審査を終えたらバス(20,000キープ)に乗って国境を越える
- タイへの入国にビザは必要ない
- タイを出国したら再びバス(30バーツ)に乗って国境を越える
- ターナレーンに着いたらラオスのアライバルビザを取得する
- ラオスに入国できたらバスに乗って街中まで戻る
- 休日はイミグレが混んでいるので平日移動がおすすめ
- ノンカイに行かなくてもビエンチャンのイミグレオフィスで滞在期間を延長できる
- 今はビザランよりビザ延長の方が安い
タイのビザなし陸路入国回数制限が撤廃されたおかげで、旅行者やノマドワーカー、沈没者などがラオスに長期滞在しやすくなりました。
今後、ビエンチャンに長く滞在する人は増えていくかもしれませんね。