ブータンの水道水は飲むことができるのか？ブータンの飲料水事情を紹介！

「桃源郷」と表現されることもあるブータン。

牧歌的な雰囲気をイメージする人も多いかもしれません。

　

しかし、近代化が進んでいる現在では、人々は当たり前にスマホを持ち、車を運転し、おしゃれな洋服に身を包んでいます。

住宅に目を向けてみると、よほどの山奥でもないかぎり、電気も水道も通っている状況です。

　

そうなると気になるのは、水道水は生活のなかでどこまで使えるのか。

そこで、今回は「ブータンの水道水は飲むことができるのか」というテーマを中心に、ブータンの飲料水事情について解説していきます。

ブータンに旅行で訪れる機会のある人、ブータンで暮らすことになった人は、ぜひ最後まで読んでみてください！

　

　

ブータンの水道水はそのまま飲んではいけない！

日本と同じように海外でも水道水を飲むことができる国はいくつかあります。

しかし、ブータンの水道水はそのまま飲むのには適していません。

　

外務省のホームページにも、ブータンの水道水やレストランでの食事について以下のような記載があります。

以上の点は、ブータン以外の発展途上国で生活・旅行するときにも、当たり前に気をつけなければならないことです。

　

ブータンの水道水は少し茶色くにごっており、そのまま飲んでしまうとおそらくお腹を壊してしまうでしょう。

ただ、現地の人は一度煮沸させた水道水を飲み水として使用している人もいます。

　

水を飲むときはペットボトルのミネラルウォーター

ブータンでは旅行者は基本的にペットボトルのミネラルウォーターを飲みます。

ミネラルウォーターはブータン製でいくつか種類があり、おとなりの国・インドに輸出もされているくらいです。

　

街なかで手に入るのは1リットルと500mlのペットボトル。

ペットボトルのミネラルウォーターの相場は以下のとおりです。

　

ホテルに泊まるときは、サービスで部屋に用意されていることも多いそうです。

ちなみに、20リットルの大きなサイズのボトルもあり、こちらは家庭用としてやカフェ・レストランなどで使われています。

　

ブータンの水道水はどこまで使えるのか？

ブータンの水道水を直接飲んではいけないことはわかったと思います。

それでは、飲料水として以外ではどうでしょうか？

　

ここからは、ブータンの首都ティンプーで暮らしているなかで、水道水はどこまで使えるのかを解説していきます。

気になる質問①ブータンの水道水は料理で使えるのか？

実際に、私は料理で水道水を使っています。

食材を茹でたり、煮たりするときに使うのは水道水。

コーヒーやお茶を飲むときも、電気ポットで熱した水道水を使っています。

　

煮沸した水道水でお腹を壊した経験はありません。

生で食べる野菜や果物を洗うときには、一度煮沸した水道水を冷まして使うか、ペットボトルのミネラルウォーターを使うのがおすすめです。

気になる質問②ブータンの水道水は歯磨きで使えるのか？

私の場合、歯磨きをするときには水道水をそのまま使っています。

ただし、絶対に安全とはいえません。

外務省の海外安全情報のページには、以下のように記載されています。

　

旅行でブータンに訪れるときには、歯磨きにもペットボトルのミネラルウォーターを使う方がいいかもしれませんね。

　

ブータン人の中には水道水をそのまま飲む人もいる！

驚くことに、ブータン人のなかには水道水をそのまま普通に飲んでいる人もいます。

外で遊んでいる子どもたちも、水道水をがぶがぶ飲んでいます。

　

慣れてしまえば大丈夫なのかもしれませんが、さすがにお腹を壊しそうなのでチャレンジする気にはななれません。

旅行でブータンに訪れる人は、くれぐれも真似しないように注意してください。

　

まとめ：旅行者はなるべく水道水を直接口にしない方がいい

ブータンの飲料水事情について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか？

ここで、今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。

ここまで解説してきた内容はあくまで水道設備が整っている場所でのお話です。

地方に行くとまだまだ水道が引かれていない家も多いそうなので、ますますペットボトルのミネラルウォーターが大事になります。

　

ブータンに旅行で訪れる人は、せっかくの滞在中にお腹を壊すことのないように、なるべく水道水は直接口にしないようにしましょう。