マルタに住むならシェアフラットがおすすめ!Facebookでの部屋の探し方も紹介!
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マルタ共和国はバカンスや留学先として人気
マルタ共和国とは?
マルタ共和国は、イタリアのシチリア島の南に位置する小さな島国。きれいな海や歴史を感じられる世界遺産が魅力。その立地から「地中海のへそ」と例えられることもある。歴史的な背景からイギリス、イタリア、さらにアラブなどのさまざまな文化が融合し、今のマルタ島の文化が築き上げられている。
地中海に浮かぶマルタは暖かくて過ごしやすいため、ヨーロッパの人たちから旅行先として人気。
また、マルタ語のほかに英語が公用語であることから、語学留学に訪れる日本人も増えています。
僕はそんなマルタでシェアフラットに2か月間住んでいました。
そこで今回は、マルタでの長期滞在に「シェアフラットをおすすめする理由とやFacebookで部屋を探す方法」を紹介します。
マルタに1か月以上滞在する人や語学留学に行く人におすすめなので、ぜひ読んでみてください!
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マルタに長期滞在するならホテルよりもシェアフラット
マルタに長期滞在する場合、おもに以下のような宿泊先があります。
マルタでのおもな宿泊先
- ホテル
- アパート
- ホームステイ
- 語学学校の学校寮
- シェアフラット
マルタは観光地なので、基本的にホテルに泊まると費用は高め。
1週間ほどの滞在であれば、ホテルでゆっくり過ごすのもありでしょう。
ただ、バカンスで数週間過ごす場合や語学留学で1か月以上滞在する場合は別です。
ホテルに泊まるとするとかなりの費用が必要になります。
マルタのシェアフラットの特徴
それぞれの宿泊方法にメリット・デメリットがありますが、僕がおすすめするのはシェアフラット。
シェアフラットとは?
シェアフラットとは、一軒家やアパートに複数人で共同で暮らすタイプの滞在方法。マルタのシェアフラットはアパートの空いている部屋を間借りするという、ホームステイに近い形が多い。
僕はFacebookの「Find Property Malta」(以前は「Share Flat in Malta」という名前)というグループで部屋を探しました。
Find Property Malta
マルタで家や部屋を売りたい人・貸したい人が部屋の情報を掲載し、買いたい人・借りたい人がメッセージを送るというマッチングサービスのようなFacebookのなかのグループ。
- Facebookページ「Find Property Malta」
語学学校のシェアフラットでは、1部屋に2〜3人で住むこともあるようです。
しかし、Facebookで自分でシェアフラットを探す場合は、基本的に1人1部屋に住むことができます。
メッセージのやり取りは英語。
しかし、マルタの人以外にも多く利用されているため、難しい言葉を使う人はほとんどいません。
Google翻訳を使えば簡単に理解できます。
長期滞在や語学留学に行こうとしている人にとっては、英語力的に何の問題もないでしょう。
Facebookを使ってマルタで部屋を借りる方法を紹介!
Facebookを使って部屋を借りるときの手順は以下の通りです。
Facebookで部屋を借りる手順
- Facebookページで好きな部屋を探す
- 部屋のオーナーにメッセージを送る
- お互いに条件に同意できれば契約完了
- 現地に到着し家賃を支払う
必要な手順はこれだけ。
契約完了としましたが、僕の場合は契約書などはありませんでした。
「こんなに簡単に海外で部屋が借りられてしまうのか」とビックリしますよね。
①Facebookで検索して好きな部屋を探す
Facebookで「share flat malta」のように検索。
すると、いくつかの物件を紹介するグループが見つかります。
プライベートグループもあるので、グループへの参加をリクエストして物件を探してみましょう。
ここからは、「Find Property Malta」のページを例に説明していきます。
「Find Property Malta」では、マルタで家や部屋を売りたい・貸したい人が、キッチンや洗濯機の有無、場所、1か月の家賃などを写真つきで紹介。
そのなかから好きな部屋を探します。
部屋や窓から見える景色の写真があるのでイメージしやすい!
②部屋のオーナーにメッセージを送る
好きな部屋が見つかったら、オーナーにメッセージを送ります。
メッセージを送るときにまず伝えるべきことは以下のとおりです。
メッセージで伝えること
- マルタを訪れる目的
- 部屋を借りたい期間
このほかにも、
- キッチンや洗濯機は自由に使えるか
- 部屋のドアにカギはついているか
- 近くのバス停まで歩いて何分くらいか
- 家賃の支払い方法
などの、生活をする上で気になることを聞いておくといいでしょう。
現地で部屋を探す場合は、実際に部屋のなかを見せてもらってから契約するかどうか決めている人もいます。
③お互いに条件に同意できれば契約完了
こちらが部屋の条件に納得し、オーナーがOKすれば契約は完了。
僕が部屋を借りたときは、契約書などは特にありませんでした。
不安な人は現地に行ってから部屋を決めるのがいいでしょう。
まずはホテルや語学学校の寮に入って、そのあとにゆっくり部屋を探す方がリスクが少なくていいと思います。
④現地に到着し家賃を支払う
実際に現地に着くまでに何の問題もありませんでした。
部屋に着いてから家のなかのことを説明してもらい、家賃を直接現金で支払って生活がスタート。
家賃は振り込みの場合もあるそうです。
部屋を借りるのは1か月間の予定でしたが、僕は途中でもう1か月延長しています。
延長したいと申し出たときも、オーナーはすんなりとOKしてくれました。
ただし、契約期間が終わりに近づくとオーナーは次の入居予定者を決めてしまいます。
滞在を延長したい場合はできるだけ早く伝えるようにしましょう。
【実例】家賃は1か月約3万円、浴室やキッチンが自由に使える!
2016年に僕が「Find Property Malta」で借りていた部屋の様子を紹介します。
借りたのはイタリア人カップルが住んでいるアパートの3LDKのうちの1部屋。
セント・ジュリアンの港から歩いて10分ほどのところにある静かな住宅街にありました。
部屋にはベッド、机、タンス、クローゼットなどがあり、1人で暮らすには十分な広さ。
キッチンや冷蔵庫、お風呂、トイレ、洗濯機など家にあるものは自由に使うことができ、Wi-Fiのスピードも問題ありませんでした。
部屋の窓からは少し海が見えます。
僕のほかに住んでいたのは、スペイン人の留学生の男の子。
「世界中の人が集まるから」という理由で、マルタに留学に来ていました。
彼の部屋の窓は大きくガッツリ海が見えるため、僕の部屋よりも家賃は少し高いそうです。
アパートの所有者であるイタリア人のカップルは、マルタとイタリアを行ったり来たりの生活をしていました。
とてもやさいしい人たちで、休みの日になると僕たちにイタリア料理を振る舞ってくれました。
海の見える屋上で手作り料理を食べながら、お互いの国のことを話し合ったのを覚えています。
気になる家賃は最初の1か月が300ユーロ(約37,000円)。
2か月目からはたったの200ユーロ(約24,000円)でした。
僕は2か月間住んだので、平均すると1か月分の家賃は約3万円です。
ちなみに、光熱費なども家賃のなかに含まれています。
2か月間とても快適に暮らすことができました。
僕が退去を決めた3日後には、すでに次の入居者が決まったほど人気の部屋でした。
体験のまとめ
- 家賃は最初の月は300ユーロ、2か月目からは月200ユーロ(光熱費など含む)
- セント・ジュリアンの港から歩いて約10分
- 部屋にはベッド、机、タンス、クローゼット
- キッチン、お風呂、洗濯機、冷蔵庫使い放題
- Wi-Fiのスピード問題なし
- 窓から海が見える
シェアフラットのメリット
ここからは、シェアフラットに2か月間住んでみて感じたメリットを紹介します。
シェアフラットのメリット
- 生活に必要なものがそろっている
- 話し相手がいる
- ホテルやホームステイに比べて安い
生活に必要なものがそろっている
もともと人が生活しているなかに入れてもらう形なので、当然生活に必要なものはそろっています。
僕の場合は、洗濯洗剤、調味料、テレビゲーム、トイレットペーパーなど、本当になんでも自由に使わせてもらっていました。
ただ、シェアフラットのなかには、浴室やキッチンを使える時間・頻度が限られていることもあるそうです。
キッチン、洗濯機などはうるさくなってしまうので、決められていなくても夜中は使わないというのは、暗黙のルールともいえますね。
足りないものに関していえば、さすがに炊飯器はなかったので鍋でお米を炊いていました。
そのほか不自由に感じることはなかったです。
話し相手がいる
シェアフラットでは部屋は1人の空間ですが、リビングには一緒に暮らしている人たちがいます。
1人暮らしのように心細くなったり、寂しい生活をすることはないでしょう。
僕が一緒に暮らしていたのは、イタリア人カップルとスペイン人留学生。
それぞれ生活のリズムが違ったので、毎日ゆっくり話すということはできなかったです。
それでも休みの日にはみんなで食事をしたり、テレビゲームをして過ごしました。
それから英語の勉強にもなります。
一緒に住む人との会話は基本的に英語。
マルタへ語学留学に行く人にとって、語学学校のほかにも友人ができて、英語をバンバン使えるシェアフラットの環境はとてもおすすめです。
ホームステイや学校寮と比べて安い
マルタは観光地なのでホテルの価格は高め。
そのため、長期滞在や留学で費用を抑えたい人にはおすすめできません。
また、マルタはホームステイの家賃が少し高めで、食費込みで1か月で約10〜15万円が目安とされています。
僕が住んでいたシェアフラットは1か月約3万円でしたが、立地がいい部屋でも月10万円を超えることはないと思います。
では、語学学校の学校寮と比べるとどうでしょうか。
学校寮の1か月の家賃目安は1人部屋で約4万円〜、2人部屋で約2.5万円〜とされています。
「留学に来たのだからいろいろな国の人と交流したい」という人であれば、学校寮の複数部屋が費用的にもいいかもしれません。
ただ、1人部屋で費用も抑えたいという人は、まずはシェアフラットで部屋を探してみるといいでしょう。
シェアフラットのデメリット
僕はシェアフラットに住んでデメリットに感じることはあまりありませんでした。
しかし、シェアフラットは便利である分、不便な点もいくつかあります。
そこで、ここではシェアフラットのデメリットや知り合いから聞いたトラブルを紹介します。
シェアフラットのデメリット
- 立地がいい場所は家賃が高い
- 部屋の良し悪しは大家さんによる
- 契約書がないのでトラブルへの対応があいまい
立地がいい場所は家賃が高い
デメリットに挙げるのもどうかと思うくらい当たり前のことですが、街の中心に近づくほど家賃は高くなり、中心から離れるほど家賃は安くなります。
語学学校やレストラン、マーケット、などは街の中心・海岸の近くに多いので、できればその近くに住みたいと思う人も多いでしょう。
ただ、マルタはバスがいっぱい走っていて運賃も安いので、「郊外に住んでいると街まで行くのが大変」ということはそこまでありません。
部屋の良し悪しは大家さんによる
僕が住んでいたシェアフラットの大家さんはとても親切なイタリア人でした。
ところが、僕の知り合いが借りたシェアフラットの大家さんは、浴室やキッチンの使い方に厳しく、インターネットも使わせてもらえなかったそうです。
トイレットペーパーや食器用洗剤も自分で用意しなければならなかったと言っていました。
入居する前に部屋を見せてもらうこともできるので、そのときに大家さんの人柄もわかります。
ただ、渡航前に部屋を決めたい場合は、実際に住んでみてからでないと部屋や大家さんの良し悪しがわからないことはシェアフラットのデメリットといえますね。
契約書がないのでトラブルへの対応があいまい
基本的に大家さんとはメールでやりとりがおこなわれるので、正式な契約書にサインすることはありません。
そのため、トラブルが起きたときの対応もあいまいです。
気になることは住む前にメールで聞いておく、そのメールをしっかりと残しておくというような対策が必要となります。
特に、家賃のほかに費用はかからないか、部屋にカギはついているかは前もって聞いておくといいでしょう。
マルタの人気が高まり家賃も上がっている
マルタででシェアフラットをおすすめする理由や、Facebookでの部屋探しについて紹介してきましたがいかがでしたか?
重要なポイントは以下のとおりです。
この記事のポイント
- マルタのシェアフラットはFacebookで探せる
- ホームステイやホテルよりも安いことが多い
- シェアフラットには生活に必要なものがそろっている
- シェアフラットの良し悪しは大家さんしだい
- Facebookで部屋を探すと契約書がないので不安
マルタに長期滞在するときに費用を抑えたいと考えている人は、まずFacebookでシェアフラットを探してみることをおすすめします。
ただ、マルタは観光地・留学先としての人気が高まっており、家賃も年々上がってきているらしいです。
さらに、季節によっても家賃は変動します。
そのため、3万円代で借りられるような条件のいい物件を探すのは難しいかもしれません。
それでも、Facebookページで物件を見るのは無料で簡単にできるので、チェックしてみる価値はあるでしょう。
マルタに長期滞在するときには、自分にあった部屋を見つけられるといいですね!
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