マルタは猫に支配されている!?猫に会えるおすすめスポット3つを紹介!
海岸沿いや市街地、住宅街でさえ、どこもかしこも絵になる風景のマルタ共和国。
そして、地中海に浮かぶその小さな島国のどこにでもいる猫たち。
マルタ島には野良犬やカラスなどの天敵がいないため、猫たちは自由に勝手気ままに暮らしています。
そんな猫たちにエサを与え、掃除をし、病気やケガをしたら保護してあげるマルタの人々。
島全体で奉仕しているさまは、猫に支配されているのではと思ってしまうほど。
そこで今回は、「マルタ島の猫」について紹介していきます。
マルタに訪れる機会がある人は、ぜひ読んでみてください!
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猫好きなら1度は行きたい「マルタ共和国」とは?
マルタはイタリアのシチリア島の南に位置する小さな島国。
きれいな海や歴史を感じられる世界遺産が魅力です。
その立地から「地中海のへそ」と例えられることもあるマルタ。
歴史的な背景からイギリス、イタリア、さらにアラブなどのさまざまな文化が融合し、今のマルタ島の文化が築き上げられています。
なぜマルタは猫が多いのか?
マルタ島に初めて猫をつれてきたのは島の漁師さんたち。
船で運んできた荷物をネズミに荒らされないように、猫たちに警備をお願いしたんだとか。
歴史的にみると、マルタは地中海貿易で栄えた国。
貿易で大事な荷物を守る猫たちは、島の繁栄に欠かせない存在だったのでしょう。
こうして、マルタ島にやってきた猫たちは、漁師さんだけでなく島の人たちみんなから愛されるようになりました。
今でもマルサシュロックなどの漁師町では、猫たちが漁師さんからお魚をもらう光景が見られます。
人々に愛されて生きるマルタの猫
実際にマルタ島に行くと、猫たちが愛されている様子を見ることができます。
島のあちこちに置かれたエサやお水、猫が休めるような小屋やクッション、毛布などなど。
これらはボランティアや近所の人たちが無償で用意しているものです。
また、猫のためのボランティア団体があり、病気やケガをした猫を保護する施設を運営しています。
猫たちは島の人々に生活を支えられ、さらに野良犬やカラスなどの天敵もいないというパラダイスのような環境。
こうした理由から、マルタ島は70万匹もの猫が暮らす島になったのです。
マルタ島で猫に会えるおすすめスポット3つを紹介!
そもそもマルタ島では70万匹の猫が暮らしているため、わざわざ探さなくても猫たちに会うことができるでしょう。
観光スポットでもなんでもない道ばたで、空き地で、海岸で。
いろいろな場所で寝ている猫や散歩している猫、数匹で集まって会議をしている猫たちを僕も何度も見かけました。
そんな猫だらけのマルタ島のなかでも、行けばほぼ確実に猫に会えるスポットを3つ紹介します!
行けば猫に出会えるスポット
- Cat Village Malta(セント・ジュリアンズ)
- Independence Garden(スリマ)
- Il-Belt Valletta(バレッタ市街)
ぜひ行ってみてください!
その①Cat Village Malta(セント・ジュリアンズ)
Cat Village(キャット・ヴィレッジ)はセント・ジュリアンズのスピノーラ湾の海岸沿い、Cavalieri Art Hotelの裏あたりにある猫の保護スペース。
広めの花壇に小屋やぬいぐるみなどが置かれており、もちろんエサやお水も用意されています。
近所の人たちが管理しているみたいです。
僕は何度もCat Villageに足を運びましたが、いつ行っても必ず数匹はゴロゴロしていました。
個人的にはマルタ島で1番おすすめの猫スポットです!
リンク
Facebookページ:Cat Village Malta
その②Independence Garden(スリマ)
Independence Garden(インデペンデンス・ガーデン)はセント・ジュリアンズ湾の海岸沿いにある公園です。
ここにもたくさんの猫たちが暮らしています。
インデペンデンス・ガーデンはもはや人のためではなく猫のための公園。
上の写真をご覧のとおり、ベンチも猫専用にチェンジしています。
目印は、猫によるマルタ島支配の象徴ともいえる大きな猫の像。
スリマの海岸沿いを散歩するときには、ぜひ立ち寄ってみてください!
その③Il-Belt Valletta(バレッタ市街)
マルタに訪れる人なら誰もが散策するであろうバレッタ市街にも、猫たちはたくさんいます。
一見すると、石畳のどこにも猫たちの姿は見あたりません。
しかし、路地裏に入ってみると、歴史を感じる建物のあいだをうろちょろと散歩する猫たちに会うことができるでしょう。
さらに、海岸沿いにあるアッパー・パラッカ・ガーデンズ(Upper Barrakka Gardens)とロウワー・バラッカ・ガーデンズ(Lower Barrakka Gardens)も猫スポットです。
おすすめの時間帯は、猫たちがエサを食べにくる朝方と夕方!
昼間はお昼寝して会いにくいかもしれません。
【注意】道ばたに落ちている猫のフンに気をつけて!
マルタ島のいたるところで人々に癒しを与えている猫たちですが、困ったこともあります。
それは、あちこちに落ちているフンです。
猫がフンをする場所といえば土や砂、芝生の上などをイメージする人も多いはず。
しかし、マルタ島の猫たちは道路や家の玄関前など、いってしまえばどこでもフンをしてしまうんです。
おしゃれな街並みやきれいに輝く海を見ながら歩いていると、足元に・・・
とにかく、マルタで道を歩くときは足元のフンに注意してください!
ちなみに、フンはずっと放置されていることが多いですが、いつの間にかなくなっていることもあるので、おそらく近所の人が掃除をしているのでしょう。
ときには雨がすべてを流してくれます。
まとめ:マルタの猫は癒しと平和の象徴
マルタ島で暮らす猫たちについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで今回の重要な点をおさらいしておきましょう。
この記事のポイント
- マルタ島には約70万匹の猫がいるといわれている
- マルタの猫は漁師さんが荷物を荒らすネズミ対策につれてきた
- 島の人々は猫にエサや住む場所を与えている
- 病気やケガの猫を保護するボランティア団体・施設がある
- マルタ島で猫に会えるおすすめスポット3つ
①Cat Village Malta(セント・ジュリアンズ)
②Independence Garden(スリマ)
③Il-Belt Valletta(バレッタ市街) - 街を歩くときは道ばたに落ちている猫のフンに注意
近所の人たちがエサやお水を用意するなど、猫が暮らしやすい環境を提供している。
そして、猫たちはそれが当たり前のことかのように自由気ままに生きている。
まるで人々が猫さまにお仕えしているように思えます。
しかし過去をさかのぼれば、今いる猫たちのご先祖さまが島の繁栄の手助けをしていたわけです。
さらに、今日では猫たちはマルタ島の人々に癒しを与え、のびのび暮らす様子は平和を感じさせてくれます。
言うまでもなく、マルタ共和国は猫による支配ではなく、人と猫とが共存関係にあるのです。
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