海外旅行で乗り継ぎがあっても心配しないで!航空券の予約の仕方でトラブルを防ぐ!

海外旅行の乗り継ぎが大変かどうかは、航空券を予約する時点で決まるといっても過言ではありません。もし飛行機の遅延によって乗り継ぎに失敗しても、落ち着いて対応しましょう!

海外旅行の乗り継ぎで注意することを紹介!

 

たまに友人から海外旅行で乗り継ぎ(トランジット)が心配だと相談を受けます。

日本で電車を乗り換えるのとはわけが違いますもんね。

 

無事に乗り換えることができるだろうか
荷物はちゃんと目的地まで届くだろうか
乗り継ぎに失敗したらどうすればいいか

 

こうした心配をしている人は多いと思います。

ただ、航空券の予約の時点で乗り継ぎを楽にすることが可能です。

 

また、空港での過ごし方を知っていれば乗り継ぎの失敗を防ぐことができます。

 

そこで今回は、海外旅行の乗り継ぎで注意することを紹介します。

初めて海外旅行に行く人や乗り継ぎが心配な人は、ぜひ最後まで読んでみてください。

 

旅行に行く前にチェックしておくこと

 

海外旅行の乗り継ぎが大変そうで心配だと思う人もいるかもしれません。

ただ、乗り継ぎを楽にするために、旅行前にできることがあります。 

 

旅行前にできること

  • 荷物の預け直しがないように航空券を予約する
  • 乗り継ぎ時間に余裕がある航空券を予約する
  • クレジットカードを作っておく

 

個人的には航空券の予約の段階で、飛行機を乗り継ぐのが大変かどうか決まると思っています。

 

荷物の預け直しがないように航空券を予約する

 

飛行機の乗り継ぎには基本的に3つのパターンがあります。

 

乗り継ぎのパターン

  • 同じ航空会社が運航する便に乗り継ぐ
  • コードシェア便(共同運航便)に乗り継ぐ
  • 提携していない航空会社の運航する便に乗り継ぐ

 

パターンによっては乗り継ぎ空港でのチェックインや荷物の預け直しがあります。

それぞれにどのような違いがあるのか見ていきましょう。

 

同じ航空会社が運航する便に乗り継ぐ

 

航空会社A→乗り継ぎ空港→航空会社A

 

同じ航空会社が運航する便に乗り継ぐパターン。

預け入れている荷物も自動的に次の飛行機に運ばれるため、スムーズに乗り継ぐことができます。

 

コードシェア便(共同運航便)に乗り継ぐ

 

航空会社A→乗り継ぎ空港→提携航空会社B

 

乗ってきた航空会社と提携している航空会社の便に乗り継ぐパターン。

コードシェア便とは、いくつかの航空会社が1社の飛行機を共同で運航するというものです。

共同運航便とも呼ばれています。

 

たとえば、ANAで航空券を予約したけれど、運行しているのはユナイテッド航空ですよというもの。

この場合も、空港でのチェックインや荷物の預け入れ手続きは、日本を出発するときだけでOK

預けている荷物は自動的に次の便に運んでもらえるので、乗り継ぎはスムーズです。

 

ただ、場合によっては乗り継ぎ空港で荷物の預け直しが必要なこともあります。

チケット予約のとき、空港でのチェックインのときに必ず確認するようにしてください。

 

提携していない航空会社の運航する便に乗り継ぐ

 

航空会社A→乗り継ぎ空港→ほかの航空会社C

 

乗ってきた航空会社と提携していない航空会社の便に乗り継ぐパターン。

この場合、預けていた荷物を1度受け取り、次の航空会社でもう1度チェックインして、また荷物を預け直さなければなりません。

 

日本のパスポートは世界的に信頼されているので、たいていの国ではトランジットくらいではビザなしで大丈夫です。

しかし、乗り継ぐ国によってはトランジットビザを用意しなければなりません。

 

この作業は時間がかかり面倒なので、僕は提携していない航空会社の乗り継ぎ便には乗らないようにしています

みなさんにも、同じ航空会社か提携している航空会社に乗り継ぐ便を予約することをおすすめします。

 

 

乗り継ぎ時間に余裕がある航空券を予約する

 

飛行機は遅延がよくある乗り物。

搭乗してから1時間待ったなんて経験もあります。

そのため、乗り継ぎの時間にも余裕を持たせなければなりません。

 

乗り継ぎ時間が1時間しかないとかなり不安です。

僕ならその航空券は買いません。

 

できれば乗り継ぎに3時間はほしいです。

3時間の余裕があれば、たとえ前の便が1時間遅延したとしても、まだまだ心にゆとりがあります。

せっかくの海外旅行ですから、リラックスした気持ちでいたいですよね。

 

また、異なる航空会社に乗り継ぐときは、預入荷物を受け取って、また預け直さなければなりません。

その場合は、さらに時間に余裕を持たせる必要があります。

 

航空券を予約するときは、乗り継ぎ時間が短すぎる便はさけて、時間に余裕を持って行動できる便を選ぶようにしましょう。

 

クレジットカードを作っておく

 

乗り継ぎ時間が長いときは、空港で食事をしたり買い物をしたいですよね。

そんなときは、クレジットカードでの支払いがおすすめです。

 

クレジットカードがあれば空港内のほとんどのお店で支払いができますし、ATMで現地通貨をキャッシングすることもできます。

ちなみにデビットカードでも大丈夫です。

 

現金を現地の通貨に両替するという方法もありますが、そんなにたくさん使うわけではないですよね。

余ってしまって日本円に戻すときにも、また手数料がかかってしまいもったいないです。

 

また、空港やお店によっては日本円や米ドルなどの外貨を使うこともできますが、おつりは現地の通貨で返ってきます。

よく行く国でもない限り、外貨を少額持っていてもほとんど意味はありません。

 

そのほかにもクレジットカードを持っていると、空港のラウンジを利用できるようなサービスを受けれたり海外旅行保険が自動付帯しているものもあり便利です。

海外旅行に行く前に、必ずクレジットカードを作っておくようにしましょう。

 

乗り継ぎ空港に到着してからすること

 

さて、日本を出発して乗り継ぎ空港に到着しました。

ここでゆっくりする前に、すぐにしておくべきことがあります。

 

到着したらすること

  • 荷物の預け直しをする
  • ゲートの確認をする
  • 時計を現地時間に合わせる

 

この作業が終われば、乗り継ぎで心配するようなことはほぼ完了すると思います。 

 

荷物の預け直しをする

 

異なる航空会社を乗り継ぐときは、荷物の預け直しをしなければなりません。

海外旅行に慣れていない人が乗り継ぎを心配するのは、この部分が大変そうだからでしょう。

 

ここで荷物の預け直しの手順を確認します。

 

荷物の預け直し手順

  • 入国審査を受ける
  • 預けていた荷物を受け取る
  • 次の航空会社のカウンターでチェックイン
  • もう一度荷物を預ける
  • 出国審査を受ける

 

1.入国審査を受ける

 

預けていた荷物を受け取るためには、一度入国しなければなりません。

そのため、入国審査を受ける必要があります。

 

Immigration(入国)」か「Arrivals(到着)」の案内にしたがいましょう。

 

2.預けていた荷物を受け取る

 

入国したあとは、預けていた荷物をいったん受け取ります。

Baggage Claim(荷物受け取り)」の案内にしたがいましょう。

このとき、一度荷物の中身を確認しておくといいでしょう。

 

3.次の航空会社のカウンターでチェックイン
4.もう一度荷物を預ける

 

次の便に乗るために、チェックインして荷物をもう一度預けます。

次の便まで時間が空いているときは、すぐにはチェックインできないので、空港内や空港まわりで時間をつぶしましょう。

 

5.出国審査を受ける

 

チェックインと荷物の預け直しが完了したら、出国審査を受けて搭乗ゲートに向かいます。これで、荷物の預け直しは完了です。

 

そんなに難しいことではありませんが、かなり面倒ですよね。

できれば荷物の預け直しをしなくてすむようしたいです。

 

乗り継ぎするときは、同じ航空会社か提携している航空会社を利用することをおすすめします。

 

ゲートの確認をする

荷物の預け直しをする必要がない人は、乗り継ぎを意味する「Flight Transfer」や「Flight Connection」の案内にしたがい、搭乗ゲートに向かいます。

このとき、案内板で次の便の搭乗時刻とゲートの確認をしましょう。

 

飛行機の出発時刻や搭乗ゲートは、変更することが少なくありません。

また、次の便まで時間が空いているときは、まだゲートが決まっていないことがあります。

 

チケットに書かれている時刻やゲートを信頼しすぎないようにして、案内板でしっかりチェックするようにしてください。

 

時計を現地時間に合わせる

 

搭乗時間の案内はすべて空港のある国の現地時間で表記されています。

そのため、乗り継ぎ空港に到着したら、すぐに時計を現地時間に合わせるようにしましょう。

 

スマホの時計は自動設定をONにしておくと、勝手に現地の時刻に合わせてくれます

ただし、ネットにつながないと時刻は自動調整されないことがあるので注意が必要です。

 

その場合は、空港の無料Wi-Fiにつなぎ自動調整をするか、自分でスマホの時計を現地時間に合わせなければなりません。

自動設定をOFFにしている場合も、自分で時計を合わせてください。

 

搭乗時間を間違えないために、時計の時刻を現地時間に合わせることを忘れないようにしましょう。

 

乗り継ぎ空港で飛行機に乗る前にすること

 

いよいよ乗り継ぎの飛行機に乗る時間が近づいてきました。

ここで次の便に搭乗する前にしておくことを確認しましょう。

 

搭乗前にすること

  • ゲートの変更がないことを確認する
  • 入国カードの書き方を確認しておく
  • 少し体を動かしておく

 

ここさえクリアすれば心配していた乗り継ぎも終了です。

 

ゲートの変更がないことを確認する

搭乗ゲートが確定したら、そのゲート前の席で待っているのが一番いいです。

ただ、混んでいるときはそうもいかないので、空いている席を見つけて待つことになります。

 

時間がきてゲートに向かうときに、搭乗ゲートに変更がないかもう一度確認しておきましょう。

もしかしたら急に変更しているかもしれません

 

ゲートが変更していることに気がつかない人や、搭乗時間になってもゲートに来ない人のために、アナウンスで知らせてくれたり、係の人が探しにきてくれます。

聞き逃さないようにしましょう。

 

僕は待ち時間にイヤホンで音楽やラジオを聞いていますが、搭乗時間が近くなったらイヤホンは外しておきます

何かあったときにアナウンスに気づくためです。

 

入国カードの書き方を確認しておく

 

目的地に到着すると入国審査があります。

 

ほかの飛行機の到着と重なってしまうと長蛇の列ができ、入国審査を通過するのに何十分もかかってしまうことも。

飛行機を降りたあとに入国カードを書いていると、さらに遅くなってしまいます。

 

できるだけスムーズに入国審査を通過するためには、飛行機内で入国カードを記入しておく必要があります。

そのために、あらかじめ入国カードを書き方を確認しておきましょう

英語が苦手な人は何も見ずに記入するのが大変だと思います。

ネットが使えるうちに入国カードの書き方を調べておくか、「地球の歩き方」などのガイドブックを見て記入できるようにしておくといいと思います。

 

 

【おまけ】少し体を動かしておく

 

ここからまた何時間も座りっぱなしになります。

待ち時間にずっと座っていた人は、少し体を動かしておいたほうがいいでしょう。

 

長時間座ったままの姿勢でいると、エコノミークラス症候群になる可能性があります。

 

飛行機の座席は窮屈で体を動かすのが難しいですよね。

さらに、機内の乾燥した状態や水分の摂取不足でエコノミークラス症候群のリスクが上がります。

 

そこで、搭乗する前にエコノミークラス症候群の予防をしておきましょう。

 

エコノミークラス症候群予防

  • 少し歩いたりして体を動かす
  • 軽いストレッチで体を伸す
  • ふくらはぎなどの下半身のマッサージ
  • 水分を補給する

 

そのほかにも、キツめのズボンをはかない、ベルトをゆるくしておくといった予防もあります。

エコノミークラス症候群を心配しすぎることはありませんが、予防は簡単にできるので覚えておきましょう。

 

ただ、空港内でも盗難にあう可能性があるので、歩いたりストレッチするときでも荷物からは目を離さないようにしてください。

 

乗り継ぎに失敗したららどうすればいい?

 

前の便が遅延した影響で、次の便に乗り遅れてしまったらどうすればいいのでしょうか。

 

まず、乗り継ぎ便に遅れてしまいそうになったら、係員の支持にしたがい空港内を走って移動します。

 

それでも乗り継ぎに失敗してしまった場合、以下のパターンによって航空会社の対応は変わってきます。

乗り継ぎ便のパターン

  • 乗り継ぎ便が同じ航空会社のとき
  • 乗り継ぎ便がコードシェア便のとき
  • 乗り継ぎ便が提携していない航空会社のとき

 

乗り継ぎ便が同じ航空会社のとき

 

ほかの便を手配してもらえることがあります。

そのため、乗り遅れるかもしれない、乗り継ぎ空港に着いたときには間に合わなかったという場合には、すぐに航空会社のスタッフに伝えるようにしましょう。

 

すぐにほかの便が手配できないときは、宿泊のためのホテルを用意してもらうことができます。

乗り継ぎ便が同じ航空会社のときは、旅行の予定が変わってしまうということ以外はあまり心配しなくても大丈夫でしょう。

 

乗り継ぎ便がコードシェア便のとき

 

コードシェア便のときも、基本的には同じ航空会社を利用するときと同じ対応をしてくれます。

ほかの便の手配、宿泊先の用意をしてもらえると考えていいでしょう。

 

しかし、航空会社によってはコードシェア便の乗客への対応が疎かになることもあるそうです。

特に、悪天候などで多くの乗客が遅延の影響を受けているときは、自分の会社の利用者への対応だけで手いっぱいになることもあるそう。

 

乗り継ぎに失敗したことのある経験者の多くが、「すぐにスタッフに伝えた」「落ち着いて粘り強く補償を求めた」ことでしっかりと対応してもらったと語っています。

 

ただし、もともとの乗り継ぎ時間の設定が短すぎると、補償の対象外になってしまう可能性があります。

 

乗り継ぎ便が提携していない航空会社のとき

 

航空会社は乗客を目的地まで運ぶことがお仕事。

乗り継ぎ便が提携していない航空会社の場合は、乗り継ぎ地まで行くことができればお仕事は完了したことになります。

 

この考え方でいくと、遅延の責任が航空会社にあったとしてもほかの便を手配してもらったり、ホテルを用意してもらえる可能性はほぼないといえます。

 

この場合、ほかの便やホテルなどは自分で手配しなければなりません。

すぐにほかの航空券の予約をしましょう。

 

乗り継ぎに失敗しないためには事前の対策が大事

 

乗り継ぎ(トランジット)に失敗しないためにすること、乗り継ぎ空港ですることを説明してきましたがいかがでしたか?

重要なポイントは以下のとおりです。

 

この記事のポイント

  • 荷物の預け直しが必要ないように、航空券を予約する
  • 乗り継ぎ時間が短すぎる航空券は避ける
  • 搭乗時刻やゲートの変更に気をつける
  • 乗り継ぎ空港でエコノミークラス症候群対策をしておく
  • 乗り継ぎに失敗したらすぐにスタッフに伝える

 

航空券を予約する時点で、乗り継ぎの大変さ・リスクの大きさが決まるといえます。

できるだけ同じ航空会社の便、コードシェア便を利用するようにしましょう。

 

また、もし乗り継ぎで失敗してしまったとしても、落ち着いた態度で航空会社のスタッフと交渉するようにしてください。

 

飛行機の遅延や乗り継ぎの失敗の可能性を考えると、旅行の大きなイベント、旅の目的を初日に持ってくるのは避けたほうがいいかもしれません。

予定通りにいかなくなるかもしれませんからね。

 

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