フランクフルト中央駅で体験した薬物にまつわる話。フランクフルトの治安について解説!

とにかく伝えたいこと

フランクフルト中央駅構内および周辺は治安があまりよくありません。ただし、危険なエリアや注意すべきことさえわかっていれば、トラブルに巻き込まれるリスクをグッと減らすことができます。

AmazonPrimeVideoで人気のドラマシリーズ『The Boys』。

そのスピンオフである『Gen V』というアメリカのドラマを最近観ました。

あまりおすすめできない、最高のドラマです!

 

そのなかで、大学生たちが気軽にドラッグを使っているシーンがありました。

ドラマや映画でドラッグが出てくるシーンを観ると、必ず思い出してしまうことがあります。

それは、2016年ドイツのフランクフルトでの違法ドラッグに関する衝撃体験です。

 

そこで今回は、「フランクフルト中央駅で体験した薬物にまつわる話」について紹介していきます。

フランクフルトに訪れる機会のある人は、ぜひ最後まで読んでみてください!

 

※この記事は、ドイツに住んでいたときの自分の体験と、在フランクフルト日本国総領事館の『安全の手引き』を参考にして書いています。

 

【体験談】フランクフルト中央駅構内でドラッグ使用を目撃!

2016年1月、飛行機でドイツのフランクフルトへ行きました。

迷い込んだ駅構内の連絡通路

フランクフルトの空港に到着したのは19時過ぎ。

そこから予約したホテルがあるフランクフルト中央駅へ電車で向かいました。

 

フランクフルト中央駅に到着したのは21時ごろ。

ホテルは駅を出てすぐの場所にあるのですが、その出口がわからず、私は駅構内をさまよっていました。

30分くらいウロウロしていたと思います。

 

そんななか、間違って迷い込んでしまったのはホームとホームを繋ぐ連絡通路でした。

階段を上ると短い通路があり、その奥には隣のホームに繋がる階段があるだけの、ただの連絡通路です。

駅構内にはまだそれなりに人はいましたが、そこだけは人通りがなく、薄暗い、異なる世界のようでした。

 

注射器を持ち座り込む若者たち

階段を上りきった私の目の前に現れたのは、通路に座り込んだ1人の若い女性でした。

彼女の腕にはチューブのようなものが巻かれており、もう一方の手には注射器が。

私が横を通り過ぎたまさにそのとき、腕に注射器の針を刺したのです。

 

驚きと恐怖で鼓動が早くなったのを鮮明に覚えています。

ドラッグの使用が大都市の主要な駅構内で行われていること。

そして、他人がすぐそばにいるにもかかわらず、隠そうともせず、当たり前のようにドラッグが使われていることが衝撃でした。

 

その様子から、いわゆるダウナー系のドラッグであることがわかりました。

しかし、近くにいるといきなり何をされるかわかりません。

急に襲ってくるかもしれないと思いました。

 

早くこの場から立ち去らなくては。

そう思ったときに、奥にも3人の若い男女が座っているのが見えました。

 

そのうちの2人の腕にはまたしてもチューブ、そして手には注射器。

横を通る私には目もくれずドラッグに夢中になっていたのは、すでに薬がまわっていたからなのか、あるいはその場ではドラッグの使用がごく自然なことなのか

 

そのあとのことはあまり覚えていませんが、急いで連絡通路から離れて、人がたくさんいる明るい方へ逃げました。

ドイツ、そしてフランクフルト初日にして、衝撃的すぎる体験をしてしまいました。

それからしばらくは、ドイツ=怖い国というイメージが拭えませんでした。

 

フランクフルト中央駅付近は治安が悪い?

ヨーロッパ経済の中心地といわれているフランクフルトですが、フランクフルト中央駅付近は治安が良くないというのが有名みたいです。

 

フランクフルト中央駅とは?

フランクフルト中央駅はヨーロッパでも指折りのターミナル駅

ドイツ西部の交通網の中心となっているだけでなく、近隣国の主要都市とも繋がっています。

私もドイツ在住時によく利用しました!

 

1日の利用者数はなんと45万人ともいわれており、ドイツ国内の駅のなかでも1番の多さなんだとか。

フランクフルト空港に到着した旅行者は、ほぼこのフランクフルト中央駅を経由することになるため、実際に利用したことがある人も多いのではないでしょうか。

 

フランクフルト中央駅の治安はなぜ悪い?

在フランクフルト日本国総領事館によると、実はフランクフルト市の犯罪発生率はドイツ国内でも高い方であるといいます。

 

フランクフルトの治安が悪い理由は、

  • ヨーロッパ屈指の国際空港があり、また鉄道網の要衝ともなっているので、国内外の人の行き来が激しいこと
  • 人の移動が多いため、犯罪者も容易にフランクフルトに出入りできること

と考えられています。

 

また、特に犯罪が起きやすい場所として、

  • ICE(インターシティエクスプレス)などの電車の中
  • フランクフルト中央駅構内とその周辺にある風俗地区
  • ホテルのロビーと朝食会場

が挙げられています。

 

まとめると、以下のようになります。

フランクフルト中央駅やその付近は、交通の要衝であり人の往来が多いため、強盗・窃盗・詐欺などの犯罪者も集まりやすい。

さらに、付近には風俗地区もあり、ドラッグの売買が日常的に行われ、薬物中毒者も多くいる。

 

フランクフルトで気をつけなければならないこと

光が強いと影も暗さを増すといいます。

フランクフルトを訪れるときは、ヨーロッパ経済の中心やドイツの交通の要所などの明るい部分にばかり目が行きがちですが、影に注意することも忘れてはいけません。

 

そこで、フランクフルトで気をつけるべきことを見ておきましょう。

フランクフルトで気をつけること

  • 危険なエリアには極力近づかない
  • 電車やバスを利用するときは置き引き・スリに注意する
  • 路上で不用意にスマホやパスポートを出さない
  • 偽警察官にダマされない

 

危険なエリアには極力近づかない

当然ですが、危険なエリアに近づかなければ犯罪に遭うリスクは減らせます

では、フランクフルトで危険なエリアとはどこでしょうか?

危険なエリア

  • フランクフルト中央駅構内
  • フランクフルト中央駅周辺
    • モーゼル通り(Moselstraße)
    • エルベ通り(Elbestraße)
    • ヴェザー通り(Weserstraße)
    • ニッダ通り(Niddastraße)

 

フランクフルト中央駅構内

フランクフルト中央駅構内はとにかく人が行き交うので、置き引き・スリといった窃盗事件が多発します。

また、私が体験したように駅構内にも薬物中毒者はいるので、トラブルに巻き込まれないように注意が必要です。

 

フランクフルト中央駅周辺

駅周辺のなかでも、

  • モーゼル通り(Moselstraße)
  • エルベ通り(Elbestraße)
  • ヴェザー通り(Weserstraße)
  • ニッダ通り(Niddastraße)

の4つの通りは風俗地区になっています。

 

このエリアは夜はもちろん、昼間でも犯罪被害に遭う可能性があるので、なるべく近づかないのがおすすめです。

ホテルを予約するときはこのエリアは避けるようにしましょう

 

電車やバスを利用するときは置き引き・スリに注意する

電車やバスなどの多くの人が行き来する場所や密集する場所は、置き引きやスリなどの窃盗事件が多いです。

 

以下は私が個人的にやっている置き引き・スリの対策です。

  • 自分の荷物は肌身離さず持つようにし、リュックやカバンは体の前に抱える
  • スマホや財布などの貴重品は、ズボンや上着のポケットには入れておかない
  • 貴重品はカバンやリュックのなかに入れておく
  • パスポートはリュックやカバンの奥の方に入れておく
  • 人に話しかけられたときこそ、身の周りに注意する

 

置き引きやスリなどの窃盗犯罪は、複数人で行うことが多いようです。

観光客が多い場所にはプロの窃盗集団がいる!

 

 

1人が話しかけたり注意を引くような騒ぎを起こし、その隙に仲間がカバンやバッグ、貴重品を盗むといいます。

そのため、人に話しかけられたときこそ注意が必要です

 

また、私の知り合いは、人混みのなかで上着の内ポケットに入れていた財布を盗まれたそうです。

プロの窃盗団の盗む技術はこちらの想像以上なので、私は海外で電車やバスに乗るときにはポケットに貴重品は絶対に入れません。

 

路上で不用意にスマホやパスポートを出さない

治安の悪い地域では街なかで、スマホや財布、パスポートを不用意に出してはいけません。

  • スマホの操作、財布の中身の確認をしているときは周りに意識がいかないため、すれ違いざま、横を通り過ぎるときに盗られる
  • スマホの機種、財布のブランド、どこの国のパスポートかを見られ、スリのターゲットにされる
  • 貴重品を戻した場所(カバンやポケットなど)を覚えられ、そこをピンポイントで狙われる

 

恐ろしいですよね。 

ただし、これらは注意さえしていれば防げることなので、路上で不用意に貴重品を取り出さないことを覚えておきましょう。

 

偽警察官にダマされない

私がドイツに住んでいたときは知らなかったのですが、偽警察官による犯罪も発生しているそうです。

 

おもな手口としては、

  • 私服警察官を名乗る男に、カバンの中身の確認を要求される
  • 偽の警察官身分証明証を見せられ、財布の中身の確認を要求される

といったものがあります。

 

偽警察官はカバンや財布の中身をチェックする振りをして、貴重品やクレジットカードなどを抜き取ります。

慣れない国や土地で、いきなり警察官を名乗る人に話しかけられたら、動揺して言われた通りにしてしまうかもしれません

 

ただし、この手口の犯罪も知っていれば防げるものです

フランクフルトに訪れる機会のある人は、ぜひ覚えておきましょう。

 

まとめ:フランクフルトは光と影の街

フランクフルト中央駅で体験した薬物にまつわる話を中心に、フランクフルトの治安について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

ここで、今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。

この記事のポイント

  • 夜のフランクフルト中央駅構内でドラッグを使用している若者たちを目撃した
  • フランクフルト中央駅付近は日夜問わず治安が良くないことで有名
  • フランクフルト中央駅付近で危険なエリアは以下の4つ
    • モーゼル通り
    • エルベ通り
    • ウェーザー通り
    • ニッダ通り
  • フランクフルトへ訪れるときに気をつけるべきことは以下の4つ
    • 危険なエリアには極力近づかない
    • 電車やバスを利用するときは置き引き・スリに注意する
    • 路上で不用意にスマホやパスポートを出さない
    • 偽警察官にダマされない

 

危険なエリアや注意すべきことさえ知っていれば、フランクフルトの治安は心配するほど悪くありません。

ここでは特にフランクフルト中央駅構内とその周辺は気をつけるということだけでも覚えておいてもらえればと思います。

フランクフルト中央駅で体験した薬物にまつわる話。フランクフルトの治安について解説!” に対して1件のコメントがあります。

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