サッカーでよく使うドイツ語を覚えよう!ドイツ・オーストリアへ行く選手は要チェック!

【とにかく伝えたいこと】ドイツやオーストリアでサッカーの試合中に使っていたドイツ語を紹介します!ドイツ・オーストリアへのサッカー挑戦を考えている選手は、ぜひチェックしてみてください!

サッカーに必要な言葉はどんどん覚えていくべき

海外でプレーする上で外国語は話せなくても大丈夫という人もいます。

しかし、僕はそうは思いません。

 

味方の指示が理解できない、味方に指示できないという選手が、自分の実力を100%発揮できるはずがありません。

ポジションによっては命取りです。

 

渡航して実際にプレーし始めてからでもいいので、プレーする上で必要な言葉は覚えるべきだと思います

 

そこで今回は、僕が実際に「オーストリアとドイツで覚えたサッカーでよく使うドイツ語」を紹介します。

ただし、僕はドイツ語をオーストリアで覚えたので、紹介するドイツ語や読み方にもオーストリアのなまりや方言がまざっているかも知れません。

あらかじめご了承ください。

ヨーロッパに挑戦するチャンスは広がってきている

日本からプロを目指してヨーロッパに行く選手は多く、その行き先もどんどん増えてきました。

現地コーディネーターやエージェントのおかげで、挑戦するチャンスはさまざまな国に広り、ステップアップの方法も増えています

 

まずは、ヨーロッパ挑戦の王道といえる、主要国の下部リーグからプロリーグを目指す道のり

プロ契約を目指すために下部リーグでその国のサッカー・環境・言語に慣れながら、上のリーグへのステップアップを狙います。

 

増えてきているのは、UEFAランク下位のマイナー国から挑戦をスタートさせ、中堅国、そして主要国へとステップアップを狙う道のり

マイナー国とはいっても、チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグの予選に出場できる可能性もあります。

 

日本での有名・無名は関係なく、実力しだいでステップアップが可能な世界。

夢がありますね。

 

ドイツ語①サッカーの試合中に絶対に使う言葉

ここからは、僕がオーストリアとドイツでプレーする上で覚えたドイツ語を紹介していきます。

まずは、試合中に必ずといっていいほど使う、絶対に覚えておくべきドイツ語です。

 

Ya:ヘイ

オーストリアやドイツでは味方からボールがほしいとき、【ya ya(ヤーヤー):ヘイ ヘイ】というように呼びます。

ドイツ語の【Ya(ヤー)】は、英語でいうところの【Yes】。

日常でもかなりよく使う言葉で、サッカー中にも一番使う機会が多かったと思います。

 

Rechts/Links:右/左

日本でもサッカーをするときは「右」と「左」という言葉を使いますよね。

ドイツ語では【Rechts(レヒツ):右】と【Links(リンクス):左】といいます。

 

Rechts(レヒツ)は英語のLeft(レフト)と似ているため、最初は少しややこしいかもしれません。

僕がオーストリアでプレーしていた初めのころは、味方からRechts(レヒツ)といわれたら、「Left(レフト)、いや、逆だ!」といちいち頭の中で変換していました。

 

Zeit:フリー、時間

ボールを持った選手がフリーの状態のときは、【Zeit(ツァイト):時間(がある)】と声をかけて伝えてあげましょう。

 

日本では【Free:自由、空いている】という表現で、「あなたは今自由ですよ」「スペースが空いていますよ」と伝えます。

これに対して、ドイツ語では【Zeit:時間】という表現で、「時間に余裕がありますよ」と伝えるのです。

 

こうなってくると、世界中のいろいろな国で、「近くに相手選手がいない状況」をどのように表現するのか気になってきますね。ちなみにタイやラオスでは【コン・ディアオ:1人】で「周りに誰もいないよ」と伝えます。

 

hinter Mann:相手選手が近くにいる

ボールを持った選手が近くにいる相手選手に気がついていないときは、【Hinter Mann(ヒンター・マン):後ろに相手選手がいる】と教えてあげます。

試合中は【Hinter:後ろ】をつけずに、単純に【Mann(マン)】と叫んで、危険を知らせることが多いかもしれません。

 

Mitte:中

僕はボランチやトップ下でプレーすることが多かったので、サイドの選手からボールをもらいたいときは【Mitte Mitte(ミッテ ミッテ):中(を見ろ)】と呼んでいました。

日本語の「見て見て」と同じような感じに聞こえます。

 

ちなみにドイツ語でボランチは【Sechser(ゼクサー):6番の選手】、トップ下は【Zehner(ツェーナー):10番の選手】といいます。

 

andere Seite/Wechsel:逆サイド/替える

サイド攻撃が行き詰まったとき、逆サイドのスペースが空いているときは、【andere Seit(アンデレ ザイト):逆サイド】といってサイドチェンジをさせます。

もしくは【Wechsel(ヴェクセル):替えろ】でも大丈夫です。

 

ドイツ語②覚えておくと選手としてのレベルが上がる言葉

次に紹介するのは、僕が試合でよく使っていたドイツ語です。

直接プレーに関係ない言葉もありますが、これらの言葉を言えるか言えないかで、選手としてのレベルに差が出てくるでしょう。

 

Weiter:もっと、続けろ

良い攻撃や良い守備をしたあとに、味方に対して【Weiter(ヴァイター):もっと、続けろ】と声をかけます。

 

僕は初めのころ【Weiter】を「切り替えろ」という意味だと思って使っていたので、言葉の意味を知ったとき使い方を間違っていたと思いました。

しかし、周りの選手たちは良いプレーのあとも、ミスがあったあとも【Weiter】を使っているではありませんか。

 

そのため、僕も細かいことはあまり気にせずに、味方を鼓舞するために大声で【Weiter】と叫んでいました。

【Weiter】という言葉は大声で発声しやすいのでおすすめです。

 

もしかしたら、オーストリアでしか使わないのかもしれません。

 

zurück:戻せ、戻れ

攻撃から守備に切り替わるときに【zurück(ツリュック):戻せ、戻れ】と叫びます。

【zurück】は【zurückkommen:帰ってくる】【zurückrufen:電話をかけ直す】など、いろいろな単語と合わせて使われることが多いので、覚えておくと便利です。

 

Abseits:オフサイド

相手選手のオフサイドを審判にアピールするときは、【Abseits(アプザイツ):オフサイド】と叫びましょう。

 

驚くことに、オーストリアやドイツの下部リーグでは、公式戦であっても副審が片方(1人)しかいない、または1人もいないことがあります。

そのため、オフサイドやボールがラインを割ったかどうかの判断を、主審が1人でおこなうこともあるのです。

 

そこで、オフサイドのアピールはとても重要になります。

 

Schieri/Schiedsrichiter:審判

ファウルされたときや相手が露骨に時間稼ぎをしているときに【Schiedsrichiter(シーツリヒター):審判】と叫んで訴えます。

実際には【Schieri(シリ)】と略して呼ぶことが多いです。

 

ファウルされたのに笛がならなかったときは、「ヘイ、シリ!」と大きな声で叫びましょう。

 

僕は審判資格すら持っていないのに、クラブのGMにお願いされてセカンドチームやユースチームのリーグ戦の審判を何度か1人で任されたことがあります。

 

判定に対しては文句言われまくり。

普段仲良くしてくれているセカンドチームの選手たちも、このときばかりは恐いオジサンたちに変貌をとげます。

 

ruhig :落ち着け

チーム全体でプレーが慌ただしくなっているときや、イライラしているような選手がいるときには【ruhig (ルーイヒ):落ち着け】と声をかけてあげます。

 

Leo:スルー

味方の選手にスルーしてほしいときは、【Leo(レオ):スルー】といいます。

たまに相手選手にも【Leo】と声をかけていましたが、引っかかる選手はほとんどいませんでした。

 

ドイツ語③おまけ:サッカーの練習などで使う言葉

おまけとして、試合中に使うことはないですが、練習中に僕がよく使っていたドイツ語を紹介します。

選手たちとのコミュニケーションのためにも、覚えておくと便利です。

 

Stoß:股抜き

オーストリアで鳥かご(ボール回し)をしていたときは、【Stoß(シュトース):股抜き】といって鬼の股下を狙っていました。

本来は【Stoß:突くこと】という意味で、ビリヤードで玉を突くときに使われたりするので、そんなイメージだと思います。

ドイツでは股抜きを【Tunnel(トゥネル):トンネル】といっていました。

意味はそのまま、股下をトンネルのように通すということですね。

 

サッカーで股を抜かれることが屈辱的なのは世界共通。

オーストリアやドイツで鳥かごのときに股を抜かれると、周りの選手たちは大騒ぎします。

 

キャプテンやエース級の選手たちの股を抜いたときには、大将首をあげたかのような扱いを受けました。

ちなみに鳥かごはドイツ語で【Ecke(エッケ)】といいます。

 

Ist da:〜がある

練習が終わると、ときどきボールがなくなっていることがあります。

そんなときはみんなでなくなったボールを捜すのですが、見つけた人は【Ist da(イシュトゥ・ダー):あったよ】と叫びます。

 

ドイツ語を勉強していると【da sein(ダーザイン)】の形で覚えることが多いですが、使うときはだいたい【〜 ist da(イシュトゥ・ダー)】の形です。

 

Scheiße!:クソッ!

シュートを外してしまったとき、パスをミスしてしまったときなどに【Scheiße!(シャイセ):クソッ!】といいます。相手選手に言うとケンカに、審判に言うとカードを出されてしまうので気をつけましょう。

 

ちなみにFC Schalke 04に在籍していたころの内田篤人さんが、ファンからの「覚えていたほうがいいドイツ語を教えて下さい」という質問に対し、「しゃいせ。」と答えていました…

 

ドイツに渡航する前に最低限のドイツ語は覚えておこう

ドイツに渡航する前に、ドイツ語でのあいさつの言葉や数字くらいは、最低限覚えておくといいでしょう。

まったく話せない選手よりも、勉強して覚えたドイツ語をなんとか話そうとする選手の方が監督やコーチ、スタッフからの印象は良くなります。

やる気も伝わるはずです。

 

海外挑戦でクラブに練習参加をするときには、サッカーの実力以外にも人間性を見られています。

そのため、チームメイトと積極的にコミュニケーションをとることがとても大事です

 

契約を勝ち取るためには、できることはやっておくべきです。

ドイツやオーストリアへの挑戦を考えている選手は、ぜひ最低限の言葉を覚えてから渡航することをおすすめします。

 

まとめ:海外でのサッカーを楽しむなら言葉を覚えよう!

サッカーでよく使うドイツ語について紹介してきましたがいかがでしたか?

 

ドイツ人やオーストリア人の若者はみんな英語が話せます。

そのため、日本人選手のなかにはドイツ語を覚えるより将来役に立ちそうな英語を勉強しようという人もいました。

 

しかし、海外でのサッカーを本当に楽しむなら、現地の言葉で味方に指示をしたり、味方の指示を聞けるようになった方がいいと思いませんか。

せっかく毎日ドイツ語を話せる環境にいるんだから、どうせならドイツ語を勉強してほしいです。

 

ドイツやオーストリアへ渡航する選手は、ぜひ今回紹介したドイツ語を覚えて、現地でのサッカー生活を楽しんでほしいと思います。

 

最後に、もしかしたら紹介した内容に誤りがあるかもしれません。

修正すべき点などございましたら、ご指摘いただければ幸いです。

 

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