春節の影響で観光地が大混雑!ノイシュヴァンシュタイン城に入れなかった話【旅の失敗談②】

【とにかく伝えたいこと】ドイツにあるノイシュヴァンシュタイン城は、ヨーロッパでも指折りの人気観光地。僕が行ったときは中国の春節とかぶり、お城のまわりは大混雑!旅の計画が思い通りに進みませんでした。

ドイツで一番人気のノイシュヴァンシュタイン城への旅

ドイツに住んでいた2016年3月に、休みを利用して日帰りの小旅行に出かけました。

目的地はバイエルン州にあるノイシュヴァンシュタイン城

19世紀にルートヴィヒ2世が建てたお城で、ドイツだけでなくヨーロッパの観光ブックの表紙になるほど人気のあるお城です。

 

ノイシュヴァンシュタイン城にはお城の中を見学できる30分のツアーがあり、近くの橋からはお城の完璧な写真を撮ることもできます。

お城が大好きな僕は、ノイシュヴァンシュタイン城への旅をとても楽しみにしていました。

 

しかし、僕の準備不足が原因で、残念ながらお城の見学ツアーには参加できず...

そこで今回は、「ノイシュヴァンシュタイン城での失敗談と中国の春節の観光地への影響」について紹介していきます。

 

【失敗談】予約がいっぱいでノイシュヴァンシュタイン城に入れない!

ノイシュヴァンシュタイン城の周りにはたくさんの観光客

早朝にハーナウの自宅を出発し、ノイシュヴァンシュタイン城に着いたのは11時ごろ。

お城のふもとにはたくさんの車や大型観光バスが停まっていました。

 

そしてお城までの道のりも人であふれ返っていました。

よく見るとそのほとんどが中国人の旅行客。いくつものツアー団体が同時に来ているようでした。

 

なぜこんなに中国人の旅行客がたくさんいるのでしょうか。

そこで、少し前に中国に住んでいる兄と電話で話したとき、「もうすぐ春節がある」といっていたことを思い出しました。

 

春節とは中国の大型連休のこと

そうです、ここにいるたくさんの中国人旅行客は、春節休みを利用してきている人たちだったのです。

 

こんなにたくさん人がいて、見学ツアーの予約はできるだろうかと心配になり、僕は急いでノイシュヴァンシュタイン城の案内所に向かいました。

 

お城の中の見学ツアーは当日予約ができない状態に

お城の見学ツアーは事前にネット予約できることを知っていました。

しかし、時間を細かく決めて動くのがあまり好きではないため、当日予約で大丈夫だろうと考えていたのです。

 

ところが、いざ着いてみると見学ツアーの予約をする案内所には長蛇の列。

予約は夕方までいっぱいの状態でした。

 

楽しみにしていたお城のなかの見学ですが、夕方まで待っていると帰りの電車の時間に間に合いません。

そのため、城内の見学ツアーをあきらめお城のまわりと中庭だけ見学しました。

 

お城の見学ツアーに参加できなかったのは、単純に僕のリサーチ不足と予約を怠ったことが原因です。

ノイシュヴァンシュタイン城の見学ツアーを計画している人は、必ずオンライン予約をしておきましょう

リンク

ノイシュヴァンシュタイン城 公式サイト(英語)
https://www.hohenschwangau.de/en/neuschwanstein-castle

 

駅に向かう帰りバスのなかで、日本人旅行客に会いました。

その人たちもまた、お城の見学ツアーに参加できなかったそうです。

 

おまけ:雪の影響でマリエン橋への道が通行止めに

マリエン橋から撮影すると、このように撮れるらしい

見学ツアーのほかにも、楽しみにしていた場所であるマリエン橋へ向かいました。

マリエン橋といえばノイシュヴァンシュタイン城を完璧に撮影できる人気のビュースポットです。

 

しかし、マリエン橋へ向かう道の途中で、何やら人だかりができています。

そのなかの1人にどうしたのか聞いてみると、「雪が残っていて危険だから、橋が封鎖されているみたい」といいました。

 

なるほど、道が柵で通れなくなっていて、通行禁止と書いてある張り紙も貼ってあります。

なかには通行禁止の柵を乗り越えて橋へ向かう若者たちもいましたが、僕は日本人としてのモラルを大事にし、マリエン橋からの撮影はあきらめました。

 

ノイシュヴァンシュタイン城のなかを見学できなかったこと加え、マリエン橋にも行けない。

まさに泣きっ面に蜂。

とてもショックでした。

 

城内見学の代わりにお城のまわりをゆっくり散策

ホーエンシュヴァンガウ城を隅々まで見学

ノイシュヴァンシュタイン城の城内を見学できなかったので、空いた時間でお城のまわりをゆっくりと散策することにしました。

 

まずはホーエンシュヴァンガウ城

ノイシュヴァンシュタイン城の向かい側の丘の上にある小さなお城です。

12世紀に建築された古城が、19世紀に改築されて今の姿になっています。

 

ルートヴィヒ2世は幼少期をこのお城で過ごしたそうです。

小さなお城ですが、細かい装飾など見ごたえがありました。

 

ホーエンシュヴァンガウ城にも時間指定チケットがあります。

しかし、中国人旅行者にはあまり人気がなかったのでしょうか。

僕はすんなり入ることができました。

 

ただし、混雑してチケットが買えなくなってしまう可能性もあるので、ホーエンシュヴァンガウ城を見学したい人は必ずオンライン予約をしておきましょう

リンク

ホーエンシュヴァンガウ城 公式サイト(英語)
https://www.hohenschwangau.de/en

ノイシュヴァンシュタイン城との共通券もあるので、どちらも見学したい人はぜひチェックしてみてください。

 

ルートヴィヒ2世が愛したアルプ湖の絶景

次に、ノイシュヴァンシュタイン城の裏にあるアルプ湖のまわりを散歩しました。

 

雪が残っている遠くの山が、波のない水面にきれいに写っています。

この景色を見れただけでも、この旅に意味があったと思えるほどの絶景でした。

まわりを少し歩くと、湖の向こうにノイシュヴァンシュタイン城とホーエンシュヴァンガウ城が見えます。

ルートヴィヒ2世は自分の理想のお城を建てて、湖畔でのんびりと景色を楽しんでいたいと考えていたのでしょう。

 

アルプ湖はノイシュヴァンシュタイン城と合わせて行ってみてほしいほしいおすすめのスポットです。

 

春節の時期は世界中の人気観光地が大混雑?

春節は中国の大型連休!600万人が海外旅行へ出かける!

ドイツの人気観光スポット「ノイシュヴァンシュタイン城」が大混雑していた理由である春節(旧正月)。

中国の約1週間の大型連休です。

 

実は、僕はノイシュヴァンシュタイン城に行く前日に、ハイデルベルク城にも見学に行きました。

そのハイデルベルクの街にも、中国人の団体旅行客の集団が何組もいました。

 

そして同じ日に、友人がドイツのケルン大聖堂に行っていました。そのケルン大聖堂もまた、中国人旅行者で大混雑していたそうです。

いったいどれくらいの数の中国人が海外旅行をしているのでしょうか。

 

そこで調べてみたところ、なんと春節の約1週間に、600万人以上の中国人が海外旅行に出かけるそうです。

約1週間で600万人ですから、この期間は世界中の人気観光地がどこも大混雑しているはず。

海外旅行大好きな中国人は、世界中の観光産業に恩恵をもたらしているんですね。

 

旅行を計画する前に中国のカレンダーも確認

僕はこの経験から、国内外問わず人気観光地へ行くときには、中国の大型連休とかぶっていないか調べるようにしています。

もし日程が重なっていた場合、可能なら日程をずらす、予約できるものは早めに予約するという対策をとります。

 

そこまでする理由の1つは、やはり観光地が混雑しているから。

観光スポットだけでなく、鉄道やバス、レストランなどが混んでしまいのんびり観光できなくなってしまいます。

 

そして2つ目の理由は、安くて人気の航空券やホテルがすぐに埋まってしまい、予約が遅くなるとどんどん旅行費用が上がってしまうからです。

手頃な費用で旅をしたい僕は、この点を恐れています。

 

中国の大型連休は春節(2月)だけではなく、国慶節(10月)もあります。

旅行の計画をするとき、旅行に出かける前に、中国のカレンダーをぜひチェックしましょう。

リンク

 

まとめ:旅にトラブルはつきもの、でも必要な準備はしておこう!

ノイシュヴァンシュタイン城での失敗や、中国の春節の観光地への影響を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事を読んで、「海外旅行の予定があるけど、春節と時期がおなじになっちゃった」と心配になる人もいるかもしれません。

しかし、過度に不安になる必要はありません。

 

僕の旅の失敗は以下のことが原因です。

失敗の原因

  • 時間やタイミングが悪かったこと
  • 春節をまったく意識していなかったこと
  • お城の見学の予約をしていなかったこと

春節や国慶節であることを知っていれば、現地で混雑していたとき、何かトラブルがあったときに、とっさに切り替えられるプランを用意しておくことができました。

そしてなにより、予約できるものはあらかじめ予約しておけばいいわけです。

完全に僕の準備不足が失敗の原因でした。

 

また、混雑が苦にならない人や、「旅行ってそういうものでしょ」と割り切れる人は、春節や国慶節を気にする必要はないと思います。

旅にトラブルはつきもの。

それでも、後悔しない旅にするためには、できる準備はしておくようにしましょう!

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