ホテルで3日間待機!コロナ禍にモンゴルから帰国する話〜ホテル待機編【2021年11月】
コロナ禍で海外からの日本に入国するとき、過去14日間の滞在歴によっては指定ホテルでの待機を求められることがあります。
待機ホテルやホテルまでの移動手段を、自分で予約する必要はありません。
しかしながら、ホテルでの待機期間を過ごす上で知っておくべきことや、持っておくといいものがいくつかあります。
そこで今回は、「検疫所が確保する宿泊施設での待機」について、待機期間中の流れや用意しておくといいものなどを紹介していきます。
モンゴルに限らず、ホテル待機の対象となっている国や地域から帰国を予定している人は、ぜひ読んでみてください。
※この記事に書かれている情報は2021年11月現在のものです。
コロナ禍での渡航・出入国・検疫などに関する情報は、常に最新のものを手に入れるようにしてください。
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帰国後に求められるホテル待機とは?
コロナ禍では日本に入国した際に、検疫所が確保している宿泊施設で3日間、あるいは6日間のホテル待機が求められることがあります。
ホテル待機期間の最終日に再度PCR検査を受け、結果が陰性であればホテルを退所し、自宅での待機に移ります。
ホテル待機を求められる人とは?
ホテル待機が求められるのは過去14日以内に政府が指定した感染が拡大している国や地域に滞在歴のある入国者です。
空港でのPCR検査の結果が陰性であっても、ホテル待機が免除されることはありません。
そして2021年11月現在、モンゴルからの入国者は3日間のホテル待機が求められています。
対象国・地域については、厚生労働省のページで確認できます。
対象国・地域については毎日チェック
水際対策はたびたび見直され、その都度対象となる国や地域は追加・除外されます。
帰国のための飛行機のチケットを購入したあとに、対象地域に追加されることもあるでしょう。
まさに僕がそうでした。
そのため、日本に入国するための検疫や水際対策の情報は、常に最新のものを手に入れるようにしましょう。
帰国が決まってからは毎日チェックしてもいいくらいです!
【体験談】ホテルでの3日間待機の簡単な流れを紹介!
ここで、待機ホテルでの3日間の簡単な流れを紹介します。
3日間の流れ
- 入所日(0日目)
- 入所から1・2日目
- 入所から3日目
食事(お弁当)の用意については館内放送でアナウンスがあり、部屋のドアの前に置かれています。
配食の時間
- 朝 8:00ごろ
- 昼 12:00ごろ
- 夕 18:00ごろ
入所日(0日目)
空港から無料の送迎バスに乗って待機ホテルへ。
ホテルのロビーで入所の受け付けをして、ホテル待機についての説明を受けます。
部屋に入るとすぐに健康観察チャットの初回登録と、入国者健康居所確認アプリ「MySOS」の待機場所の登録をしました。
ホテルのWi-Fiが使えるので、スマホのデータ通信ができなくても大丈夫!
入所から1・2日目
朝8時ごろに体温を計測し、健康管理チャットに健康状態を入力。
そのほかに、「MySOS」での現在地報告やビデオ通話での居所確認があります。
入所から3日目(最終日)
午前中にPCR検査がおこなわれます。
僕のときは朝6:50に唾液検査用のキットが配布され、7:00ごろから順次回収でした。
また、朝8時ごろに体温を計測し、健康管理チャットに健康状態を入力。
検査結果が「陰性」の場合、午後に待機ホテルを退所します。
僕のときは14:00に退所でした。
無料送迎バスで「成田空港第2ターミナル」にもどり、その場ですぐに解散です。
以上がホテルでの3日間待機の簡単な流れです。
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- モンゴルでのホテル隔離はこんな感じでした!
ホテル待機について気になるQ&Aまとめ
指定施設での待機対象国・地域から入国した人は、空港での検疫が終わるとそのまま待機ホテルに向かいます。
そこで、事前に知っておきたい待機ホテルでの決まりについて、配られた資料と体験をもとにQ&A方式で紹介していきます。
※成田空港に到着した場合の情報です。
質問一覧
- 待機期間中にホテルから外出できる?
- ホテル待機にかかる費用は1泊いくら?
- 待機ホテルの予約は必要?
- 家族や知人などからの差し入れはできる?
- 待機ホテルを退所したらそのまま帰れる?
- ホテルでの待機期間中に飲酒・喫煙はできる?
- ホテルでの待機期間中に洗濯はできる?
-
待機期間中にホテルから外出できる?
-
ホテルでの待機期間中は外出することはできません。
入所してからの3泊4日を部屋のなかで過ごすことになります。
-
ホテル待機にかかる費用は1泊いくら?
-
ホテル宿泊費と1日3回の食費、送迎バスは、すべて公費負担となっています。
そのため、ホテルへの入所から退所まで特別お金が必要になることもありません。
ホテル待機が終わるとバスで再び空港に戻ってくるため、両替が必要な人はそのタイミングでおこなうことができます。
待機ホテルを退所したあとの解散場所は空港によって違うみたいです。
-
待機ホテルの予約は必要?
-
検疫所が準備している指定ホテルに宿泊するため、事前に自分でホテルの予約をする必要はありません。
また、指定ホテルまでの移動手段も自分で用意する必要はないです。
どこのホテル・宿泊施設に泊まることになるかは当日になるまでわかりません。
-
家族や知人などからの差し入れはできる?
-
家族からの差し入れを受け取ることはできます。
また、事前決済にかぎり、デリバリーやネットショッピングを利用することも可能です。
ただし、冷凍・冷蔵品の食品などは、保管の関係により受け取ることができません。
受け取り不可の食品例
- 寿司
- サンドウィッチ
- 牛丼
- コンビニ弁当
- おにぎり など
-
待機ホテルを退所したらそのまま帰れる?
-
待機ホテルを退所したら、無料の送迎バスで成田空港にもどり解散となります。
したがって、以下の方法で帰宅することはできません。
ダメな帰宅手段
- 待機ホテルから徒歩で移動する
- 待機ホテルまで自家用車で迎えに来てもらう
- 待機ホテルからハイヤーなどで移動する
成田空港にもどってからは、以下の方法で帰宅することになります。
空港からのおもな帰宅手段
- 自家用車
- レンタカー
- ハイヤー
- 入国者専用の電車・バス
- 待機ホテル専用バス など
空港での検疫のときに、ホテル待機明けの空港からの帰宅手段を確認されます。
レンタカーやハイヤーを利用する人は、事前に予約などの準備をしておくようにしましょう。
-
ホテルでの待機期間中に飲酒・喫煙はできる?
-
喫煙は可能です。
ただし、喫煙できるのは「喫煙用客室」のみ。
そのため、空港での待機ホテル手続きのときに、喫煙用客室を希望する必要があります。
飲酒はできません。
アルコールの摂取により、健康状態を正確に把握することができなくなるからです。
-
ホテルでの待機期間中に洗濯はできる?
-
洗濯や乾燥は可能です。
ただし、コインランドリーは予約制となっており、小銭も必要です。
ホテル待機で注意するべきポイントとは?
空港に到着してからはそのまま待機ホテルへと向かいます。
その間、売店やコンビニに行くことはできません。
そのため、ホテルでの待機期間中に必要なものは、飛行機に乗る前にあらかじめ用意しておく必要があります。
ホテルで用意されているもの
僕が利用した待機ホテルに用意されていたものを紹介していきます。
用意されていたもの
- 食事
- 家電
- Wi-Fi
- アメニティ
食事
ホテルで用意してもらえるのは、食事は1日3食(お弁当とお味噌汁など)とペットボトルの水やお茶です。
家電
用意してある家電は、一般的なビジネスホテルに備えつけてあるものをイメージしてみてください。
部屋にある家電
- テレビ
- 冷蔵庫
- 空気清浄機
- 加湿器
- 電気ケトル
- ドライヤー
- 体温計
Wi-Fi
Wi-Fiは自由に使えました。
回線のスピードも特に問題ありませんでした。
AmazonPrimeVideoやNetflixの動画も快適に視聴できました!
アメニティ
こちらも一般的なビジネスホテルと同じで、3日間滞在できるように基本的なアメニティは揃っています。
タオルやゴミ袋もふだんより多めに置いてありました!
待機ホテルに持参すべきもの
たったの3日間とはいえ、健康な状態でホテルの小さな部屋にずっといるのは意外と大変です。
そのため、ホテル待機期間を少しでも快適に過ごすために、用意しておくといいおすすめのものを紹介します。
持参おすすめのもの
- カップ麺などの保存が効くもの
- インスタントのコーヒーや紅茶
- お菓子 など
カップ麺などの保存が効く食べもの
1日3食配給されるものの、人によっては量が足りないと感じるでしょう。
ふだんよく食べる人は、電気ケトルがあるのでカップ麺や春雨ヌードルなどの保存の効く食べものを持ち込むことをおすすめします。
僕は夜にめちゃくちゃお腹が空いちゃいました!
インスタントのコーヒーや紅茶
毎日コーヒーや紅茶を飲みたい人っていますよね。
そんな人はインスタントのコーヒーや紅茶を用意しておきましょう。
また、部屋には耐熱カップがあるとは限らないので、マグカップや紙コップも一緒に用意しておいたほうがいいかもしれません。
お菓子
閉塞感のある部屋にずっといるのはちょっとしんどいです。
そんなときにチョコレートやグミなどのお菓子があれば気分転換になります。
おみやげに買っていたチョコレートを開けちゃいました…
まとめ:ホテル待機に費用がかからないのは有り難い
検疫所が確保する宿泊施設での待機について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで、今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。
この記事のポイント
- ホテル待機が求められる対象の国や地域に関する情報はこまめにチェックする
- 空港でのPCR検査の結果が陰性でも、ホテル待機は求められる
- 待機ホテルの宿泊費や食費などはすべて公費負担
- ホテルでの待機期間中に喫煙はできるが飲酒はできない
- 気分転換になるようなものを持ち込むのがおすすめ
- カップ麺などの保存が効く食品
- インスタントのコーヒーや紅茶
- チョコレートやグミなどのお菓子
モンゴルに入国したときのホテル隔離とはだいぶ様子が違いましたが、それでもやはり費用がまったくかからないのは有り難かったです。
ただし、ホテルに用意されているものだけで快適に過ごすには限界があるので、事前の準備を怠らないようにしましょう。