入国手続きに3時間!?コロナ禍にモンゴルから帰国する話〜成田空港到着編〜【2021年11月】
2021年11月に、モンゴルから日本に帰国しました。
成田空港に着いてからは検疫や入国のための手続きなどがあり、すぐに入国審査を受けることはできません。
空港到着から待機ホテルに向かうバスに乗るまでに、なんだかんだで3時間くらいかかりました。
そこで今回は、「成田空港に到着してから空港を出るまでの検疫や諸手続き」について、用意しておくといいものや気をつけることを紹介します。
モンゴルから帰国する人に限らず、海外から日本への入国を予定している人は、ぜひ読んでみてください!
※この記事に書かれている情報は2021年11月現在のものです。
コロナ禍での渡航・出入国・検疫などに関する情報は、常に最新のものを手に入れるようにしてください。
あわせて読みたい
- 帰国の準備についてはこちら!
PCR検査はどこで受けるの?コロナ禍にモンゴルから帰国する話〜帰国準備編〜【2021年11月】
- 帰国後のホテル待機についてはこちら!
ホテルで3日間待機!コロナ禍にモンゴルから帰国する話〜ホテル待機編【2021年11月】
- モンゴル入国のときはこんな感じでした!
コロナ禍でのモンゴル渡航に必要なものを紹介!2021年モンゴル渡航−準備編−
クリックできる目次
入国手続をスムーズにするために必要な5つのもの
空港に到着したあとは、検疫やいろいろな手続きが待っています。
混み具合にもよりますが、2〜3時間はかかると考えておいたほうがいいですよ。僕の場合は約3時間かかりました。
そこで、入国のための検疫や手続きを少しでもスムーズに行うために、用意しておくといいものを紹介します。
用意しておくといいもの
- PCR検査の陰性証明書
- スマホ
- 誓約書
- 質問票
- ホテル待機明けの帰宅方法
このうち、飛行機に乗るまでに絶対に用意しておかなければならないのはPCR検査の陰性証明書のみ。
ほかの4つは機内や空港に着いてからでも手に入れることができ、スマホを持っていない場合は空港でレンタルすることができます。
スマホをレンタルする場合の費用は自己負担です。
PCR検査の陰性証明
出国前72時間以内のPCR検査の陰性証明(厚生労働省の所定のフォーマット)を用意しておかなければなりません。
これがないとそもそも出国できません!
厚生労働省の所定のフォーマットとは、英語と日本語で書かれている検査証明書のこと。
その書類に医師のサインや病院のハンコをもらう必要があります。
この所定のフォーマット以外だと出入国の手続きに時間がかかってしまったり、搭乗を拒否されてしまう可能性もあるようです。
モンゴルでのPCR検査の詳しい内容は下の記事で紹介しています!
スマホ
入国後の14日間の自宅待機期間に、アプリを利用して位置情報や健康状態の報告を行います。
そのために、アプリをインストールできるスマホが必要です。
必要なアプリ
- 入国者健康居所確認アプリ(MySOS)
- 接触確認アプリ(COCOA)
必要なアプリの登録に関しては、厚生労働省のページに詳しく載っているので確認してみてください!
空港でもフリーWi-Fiを使ってダウンロードできます!
誓約書
海外から日本に入国した人は誓約書にサインをして提出しなければなりません。
契約書のおもな内容
- 入国してから14日間の自宅待機
- 公共交通機関を利用しない
- アプリで健康状態を知らせる
- 位置情報やビデオ通話に応答する など
誓約書は厚生労働省のページからダウンロードすることができます。
誓約書は機内で配られるので空港に着いてからでも記入は可能です。
ただし、検疫においては記入しなければならない書類がたくさんあるので、スムーズに検疫を進めるためにも、あらかじめ印刷・記入しておくことをおすすめします。
ちなみに、機内には英語版の誓約書しかありませんでした。
この誓約書に書かれている内容に違反すると氏名が公表されてしまうみたいです。
質問票
質問票は入国してから14日間の健康状態を追跡調査するために使われるみたいです。
質問票のおもな内容
- メールアドレスや電話番号などの個人情報
- 過去14日以内の流行地域滞在歴
- 入国後の待機場所や帰宅方法 など
質問票も厚生労働省のページで確認することができます。
こちらも誓約書と同じように、空港に到着してからでも大丈夫ですが、スムーズに検疫を進めたい人はあらかじめ用意しておくようにしましょう。
ホテル待機明けの帰宅方法
2021年11月現在、モンゴルからの入国者は指定ホテルでの3日間の待機が求められています。
そして検疫では、ホテル待機が明けて空港に戻ってきてからの自宅までの帰宅方法を確認されました。
ただし、日本に入国した次の日から数えて14日間は公共交通機関を利用してはいけないので、ホテル待機が明けた日も以下の方法で帰宅することはできません。
公共交通機関
- 電車
- バス
- タクシー
- 航空機(国内線) など
上記の方法が使えないとなると、考えられる帰宅手段は以下のとおりです。
可能な帰宅方法
- 自家用車
- レンタカー
- ハイヤー
- 入国者専用の電車・バス など
これらの移動手段を組み合わせて帰宅しなければなりません。
ハイヤーや入国者専用の電車・バスを利用する人は、前もって予約しておくことをおすすめします。
僕が待機ホテルからの出所したのは14時ごろで、成田空港に戻ってきたのは15時過ぎでした。
【体験談】空港到着から待機ホテルに出発するまでの3時間
空港に到着してから、待機ホテルに向かうバスに乗るまでに3時間かかりました。
その3時間の間におこなったことを簡単に紹介します。
3時間の流れ
- 成田空港到着
- 検疫・手続き
- 入国審査
- 預け入れ手荷物の受け取り
- 待機ホテル行きバスへ移動
1.成田空港到着
まず飛行機を降りてからは、機内で配られた書類(誓約書など)を記入していきます。
すでに記入している人は係員に確認してもらったあとに検疫に移ります。
このあとPCR検査を受けますが、検査前30分は飲食禁止なので注意しましょう!
2.検疫
検疫でやることはたくさんあります。
検疫でやること
- PCR検査
- 必要なアプリの確認・説明
- 誓約書や質問票の確認・説明
- 待機場所までの移動方法の確認
- 待機ルールの確認 など
あらかじめ必要書類の準備が済んでいれば、検疫はスムーズに行くと思います。
書類がたくさんあるのでクリアファイルがあると便利ですよ!
PCR検査の結果が出てからは、待機ホテルへ向かうバスの関係もあり、1つのグループ(十数人)で移動するようになりました。
3.入国審査
外国籍の人は1人1人けっこうな時間がかかっていましたが、日本のパスポート所持者であれば顔認証ゲートで一瞬で入国できます。
4.預け入れ手荷物の受け取り
飛行機ごとに預け入れ手荷物がまとめられているので、係員に飛行機のチケットか名前を確認できるものを見せて荷物を受け取ります。
探知犬のかわいいビーグルにもしっかりと確認してもらいました!
5.待機ホテル行きバスへ移動
荷物を受け取ったあとは、同じ待機ホテルに向かうグループの人たちと一緒に、係員に連れられてバスに移動します。
目の前に売店がありましたが利用することはできませんでした。
検疫・入国手続き中に困ったこと
ここでは、検疫や入国手続中に困ったことを紹介します。
実際に海外から帰国し、検疫・入国手続きを受けるときの参考にしてください!
困ったこと
- スマホのバッテリーが持つか気になった
- お腹が空いたが何も持っていなかった
スマホのバッテリーが持つか気になった
空港についてからは「My SOS」や「COCOA」の設定などでスマホを利用します。
僕のスマホは古くてバッテリーの減りも速いので、電源が切れてしまわないか心配でした。
スマホが使えないともろもろの手続きができません!
持っていたモバイルバッテリーの調子もよくなかったので、できるだけバッテリーが減らないように気をつけながら検疫や手続きを受けていました。
空港ではWi-FiやBluetoothを使用し、アプリのダウンロードや位置情報の確認などをします。
スマホのバッテリーに不安がある人は、モバイルバッテリーの用意を忘れないようにしましょう!
お腹が空いたが何も持っていなかった
最後の食事は朝9時ごろのちょっとした機内食。
そこから待機ホテルで夕食をとる午後5時まで、何も口にすることができませんでした。
もちろん、売店やコンビニに行くこともできません。
PCR検査の結果を待っている間の空腹感は、正直しんどかったです。
また、飲みものについても注意が必要です。
PCR検査の結果を待つスペースには自動販売機がありましたが、そこにたどり着くまでに2時間くらいかかったと思います。
心配な人はモンゴルで飛行機に搭乗する前に飲みものを買っておくことをおすすめします。
僕は運がいいことに機内でもらったペットボトルの水を持っていたので、のどの乾きは潤すことができました。
まとめ:検疫は時間がかかるが、対応の丁寧さはさすが日本!
成田空港に到着してから空港を出るまでの検疫や諸手続きについて紹介してきましたが、いかがでしたか?
ここで、今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。
この記事のポイント
- 用意しておくといいもの
・PCR検査の陰性証明書
・スマホ
・誓約書
・質問票
・ホテル待機明けの帰宅方法
- 空港に到着してから検疫・諸手続きに約3時間かかった
- スマホを使うのでバッテリー不足に気をつける
- 検疫・諸手続きには時間がかかるので、飲みものや食べものを用意しておく
空港到着から入国審査まで約3時間かかったものの、その間の検疫や手続きを担当する係の人たちの対応はとても丁寧でした。
さすがは日本だなと誇らしく思います。
しかし、海外から来ている人たちのなかには、水際対策の厳しさや時間の長さにイライラし、声を荒らげて係の人に文句を言っている人の姿も見かけました。
ほかの国の感染対策に慣れている人にとっては、日本の水際対策が過剰に思えてしまう気持ちもわかります。
ただ、コロナ禍に海外に行くのだから、前もってその国のルールを理解していないとダメですよね。