PCR検査はどこで受けるの?コロナ禍にモンゴルから帰国する話〜帰国準備編〜【2021年11月】
2021年11月にモンゴルから日本に帰国しました。
コロナ禍ということもあり、いつもどおりの日本への帰国とは違います。
事前に準備しなければならないことがいくつかありました。
そこで今回は、モンゴルから日本に帰国するために絶対に用意しなければならないもの、用意しておくとよいものなどを紹介していきます。
モンゴルからの帰国に限らず、コロナ禍に日本への帰国を予定している人は、ぜひ参考にしてみてください。
※この記事に書かれている情報は2021年11月現在のものです。
コロナ禍での渡航・出入国・検疫などに関する情報は、常に最新のものを手に入れるようにしてください。
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【重要】モンゴルからの帰国に絶対に必要なもの
2021年11月現在、モンゴルから日本へ帰国するために必ず用意しなければならないものは、以下の2つです。
必ず用意するもの
- 飛行機のチケット
- 出国前72時間以内のPCR検査証明
飛行機のチケット
今回利用したのはモンゴル国営の航空会社「AERO MONGOLIA(アエロ・モンゴリア)」。
Facebookの「AIR TRANS JAPAN CO.,LTD」のページで運行日を調べ、そのままMessengerで連絡してチケットの有無と料金を確認しました。
リンク
AIR TRANS JAPAN CO.,LTDのFacebookページ:https://www.facebook.com/AirTransJapan/
フライトの6日前の時点でまだかなり空きがあるとのこと。
そして、フライトの3日前に帰国が確定したので、すぐに連絡しチケットを予約しました。
送付されたもの
- 予約確認書兼請求書
- 厚生労働省の所定のフォーマットのPCR検査証明書
片道のチケット代はTax込みで42000円。
チケット代の送金は翌日まで。
送金が確認されるとE-TICKETが送られてきます。
ちなみにフライトの時間は朝7:30です。
フライト当日も座席にはかなりの空きがありましたが、本来は余裕をもってチケットを予約することをおすすめします。
出国前72時間以内のPCR検査証明
コロナ禍においては、72時間以内のPCR検査の証明書はどこの国に行くときも必要ですね。
こちらも不備のないように用意しておかなければなりません。
厚生労働省の所定のフォーマット
チケット予約をしたときに「厚生労働省の所定のフォーマットのPCR検査証明書」が送られてきましたが、検査結果をその用紙に記入してもらわなければならないと指示を受けました。
厚生労働省の所定のフォーマットとは、英語と日本語で書かれている検査証明書で、その書類に医師のサインや病院のハンコをもらう必要があります。
この所定のフォーマット以外だと、出入国の手続きに時間がかかってしまったり、搭乗を拒否されてしまう可能性もあるようです。
Intermed Hospital(インターメッド病院)でPCR検査
PCR検査を受けたのは「Intermed Hospital(インターメッド病院)」です。
在モンゴル日本大使館によると、厚生労働省の所定のフォーマットに対応しているのはインターメッド病院のみらしく、ほかの病院では対応してもらえる保証はないとのことです。
インターメッド病院のPCR検査は2つのタイプの予約制になっています。
予約タイプ
- 徒歩
- ドライブスルー
予約に空きがあれば予約なしでも受けられるそうですが、時間帯によっては予約は埋まってしまっているみたいです。
僕はドライブスルーで予約しましたが、徒歩で行ってもそのまま検査をしてもらえました!
検査〜結果報告〜サインの流れ
検査から結果報告、そして厚生労働省の所定のフォーマットにサインをしてもらうまでの流れを、体験をもとに説明していきます。
①フライト前日の14:00にPCR検査を受ける
インターメッド病院の敷地内にある検査場でPCR検査を受けます。
検査について
所要時間:5分ほど
必要なもの
- 検査予約の画面
- パスポート
②23:00に検査結果がメールで送られてくる
PCR検査の結果はメールで送られてきます。
検査を受けたときには結果が出るのは23:00くらいといわれていましたが、本当に23:00に来ました。
ドキドキしましたが結果は陰性でした。
③4:30にインターメッド病院にサインをもらいにいく
フライト当日の4:30にインターメッド病院に行き、厚生労働省の所定のフォーマットにサインをしてもらいます。
フライトは朝7:30。
そのため、夜遅くに行くのではなく、早朝に病院に寄ってから空港に行く選択をしました。
インターメッド病院ではPCR検査証明書へのサインを24時間受け付けています。
「Emergency」の入り口から入って係の人に伝えると、担当の医師に繋いでくれました。
証明書のサインについて
所要時間:15分ほど(病院が閉まっている時間帯)
必要なもの
- パスポート
- 印刷した厚生労働省の所定のフォーマット
72時間前の検査結果なので、前々日くらいに検査を受けるのがいいかもしれませんね。
帰国に向けて用意しておくといいもの
ここではモンゴルから帰国するために必ずしも必要ではないものの、用意しておいたほうがいいと思うものを紹介していきます。
用意しておくといいもの
- チンギスハーン国際空港までの交通手段
- 日本の空港の検査時に飲むもの
- 空港から自宅までの帰宅手段
- 3日間のホテル待機のための準備
チンギスハーン国際空港までの交通手段
2021年にウランバートルに新しくできたチンギスハーン国際空港は街なかからかなり離れています。
そのため、あらかじめ空港への交通手段を考えておかなければなりません。
僕が予約したフライトは朝7:30で、空港には遅くても5:30には到着しておきたいところ。
通常なら街なかからバスやタクシーで行けると思いますが、そのような時間にバスが運行していないのはもちろん、タクシーを捕まえるのも難しいでしょう。
早朝便に合わせて空港に行く方法
朝早いフライトに合わせて空港へ行く方法を考えてみました。
早朝に空港に行く方法
- 友人・知人に車で送ってもらう
- 早朝に迎えに来てもらうようにタクシーの予約をしておく
- まだタクシーが捕まりやすい深夜のうちに空港に移動しておく
僕は友人にお願いして、車で病院を経由し空港まで送ってもらいました。
ちなみに、新空港に向かう高速道路はモンゴルで初めての高速道路らしいですよ!
日本の空港の検査時に飲むもの
飛行機を降りてから入国審査を受けるまで、約3時間かかりました。
その間に飲みものや食べものが必要な人は、モンゴルで飛行機に乗る前に購入しておいた方がいいです。
飛行機に持ちこむ手荷物検査に引っかかってしまうといけないので、飲みものを買うなら手荷物検査のあとで!
特に、飛行機のなかや空港内は少し乾燥しているため、のどが渇いてしまうと思います。
ただし、飛行機を降りてから30分後にPCR検査を受けるまでは、飲食をしてはいけないので気をつけましょう。
空港から自宅までの帰宅手段
日本に入国した次の日から数えて14日間は公共交通機関を利用することができません。
つまり、空港から自宅に帰るときも、電車やバスに乗ることができないということです。
厚生労働省によると、公共交通機関とは以下のものをいいます。
公共交通機関とは
- 電車
- バス
- タクシー
- 航空機(国内線) など
公共交通機関を利用することができないので、空港からの帰宅手段としては以下のものが挙げられます。
主な帰宅手段
- 自家用車
- レンタカー
- ハイヤー
- 入国者専用の電車・バス
- 待機ホテル専用バス など
これらの移動手段を組み合わせて帰宅しなければなりません。
僕の場合は、成田空港から京成上野駅まで行ける「京成スカイライナー」を予約。
京成上野駅からは家族の運転する自家用車での帰宅を考えていました。
後に空港到着当日は帰宅できないことが発覚し、京成スカイライナーの予約をキャンセルします。
2021年11月現在、モンゴルからの入国者は3日間のホテル待機が求められています。
そのホテル待機期間が終わると空港に戻ってくるのですが、そこから帰宅するときも公共交通機関は利用できません。
そのため、ホテル待機明けの空港からの帰宅手段も考えておき、あらかじめ予約しておくことをおすすめします。
3日間のホテル待機のための準備
すでに説明しているように、2021年11月現在、モンゴルからの入国者は3日間のホテル待機が求められています。
そのため、3日間のホテル待機のための準備をしておくようにしましょう。
ホテルで用意してもらえるのは以下のものです。
ホテルが準備しているもの
- 1日3食(お弁当とお味噌汁など)
- ペットボトルの水やお茶
待機する部屋にはWi-Fiやテレビがあったので、それほど退屈することはありませんでした。
しかし、食事に関しては人によって物足りなさを感じるかもしれません。
僕はよく食べるほうなので1日3回配給されるお弁当だけでは足りなくて、お腹が空いてしまう時間もありました。
ホテルの部屋から出ることはできませんが、家族などによる差し入れやデリバリー、ネットショッピングを利用することはできます。
ただし、お寿司、牛丼、コンビニ弁当などの消費期限が当日の食品は受け取ることができません。
そのため、食事の量が心配な人は、モンゴルを出国する前に3日間のホテル待機中に食べるものを購入しておくといいですよ!
電気ケトルがあるので、カップ麺やコーヒーなどのインスタントものがいいかもしれません!
モンゴルから日本に帰国するときの注意点
ここではモンゴルから日本に帰国するときに気をつけてほしいことを紹介します。
注意点
- モンゴルのワクチン接種証明書は日本では無効
- 渡航・出入国・検疫の情報は最新のものを入手する
※2021年11月現在の情報です。
【注意①】モンゴルのワクチン接種証明書は日本では無効
外務省と厚生労働省が有効と認めたワクチン接種証明書を持っていると、日本入国者に求められる待機期間が省略されることがあります。
しかし、モンゴルで発行された新型コロナのワクチンを接種証明書は、日本ではまだ有効とは認められていません。
そのため、モンゴルでシノファームのワクチンを接種していようと、アストラゼネカのワクチンを接種していようと、3日間のホテル隔離の対象となります。
【注意②】渡航・出入国・検疫の情報は最新のものを入手する
コロナ禍ではその国の感染状況により、渡航・出入国・検疫の規定はいつの間にか変わっていることがあります。
渡航・出入国・検疫に関する情報は、常に最新のものを入手しておくようにしましょう。
【失敗談】水際対策の見直しの情報を見落とす
僕がモンゴルから帰国する6日前に調べたときは、求められているのは14日間の自宅待機でした。
しかし、新たに水際対策の見直しがなされ、新たにモンゴルからの入国者に対して3日間の指定ホテルでの待機が求められることに。
3日間のホテル待機については、僕が待機期間について調べた直後に発表されていました…
そして僕がそのホテル待機のことを知ったのは、成田空港に到着し入国のための手続きの説明を受けているときでした。
直前に待機期間について最新の情報を見ておくという、基本的なことを怠っていたのです。
幸いなことに、予約していた成田空港から京成上野駅までのスカイライナーのチケットは、すぐにメールで事情を伝えるとキャンセル料なしで返金。
家族にも連絡して迎えに来てもらう予定を変更しました。
余計な出費をすることがなくてよかった、よかった。
まとめ:帰国への準備は早め早めにしておきましょう
コロナ禍におけるモンゴルから日本への帰国のために、必要なもの・用意しておくといいものなどを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで、今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。
この記事のポイント
必ず用意しておくもの
- 飛行機のチケット
- 出国前72時間以内のPCR検査証明
用意しておくといいもの
- チンギスハーン国際空港までの交通手段
- 日本の空港の検査時に飲むもの
- 空港から自宅までの帰宅手段
- 3日間のホテル待機のための準備
モンゴルからの帰国に向けた注意点
- モンゴルのワクチン接種証明書は日本では無効
- 渡航・出入国・検疫の情報は最新のものを入手する
モンゴルでは検疫のルールが緩くなってきていますが、日本ではまだまだ徹底した感染対策や細かな規定が設けられています。
出国から入国、帰宅までの検査や手続きをスムーズに行うためにも、帰国の前にできる準備は早め早めに済ませておくようにしましょう!