慣れると便利なウランバートルの路線バス2021!バスの乗り方やICカードの買い方を紹介!

ウランバートルの路線バスは日本では考えられないくらい安いです。
そのうえ、どこまで乗っても運賃は一緒。
路線バスの乗り方さえ覚えてしまえば、市内の移動がとても楽になります。
そこで今回は、ウランバートルの路線バスの乗り方やICカードの購入・チャージ方法を紹介します。
これからウランバートルで生活を始める人や旅行で訪れる人は、ぜひ参考にしてみてください!
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路線バスは1回500MNT(約20円)で乗れる!

ウランバートルの路線バスの乗車賃は驚くほど安いです。
1回の乗車賃
- 路線バス→500MNT(約20円)
- トロリーバス→300MNT(約12円)
路線バスの乗車賃は1回500MNT。
日本円にするとたったの20円ほどです。
乗っている距離に関係なくバスに乗るときに500MNTを払う均一制です。
そのため、あとから乗車賃がいくらかなどを気にする必要がありません。
日本円にするとたったの12円ほどになります。
ちなみに、トロリーバスとは電気で走るバスのこと。
道路の上に張られている架線から電気の供給を受けています。

バスと上の電線がつながっていればトロリーバス!
ウランバートルの路線バスの乗り方を紹介!

路線バスの乗り方自体はとても簡単です。
路線バスの乗り方
- バス停で乗りたい番号のバスを待つ
- 運賃は現金かICカードで支払う
- 降りたいときは降車口付近に立つ
- バスを乗り継ぐときは降車口の読み取り機にタッチ
①バス停で乗りたい番号のバスを待つ
ウランバートルの路線バスはバス停で待っているだけで停まってくれます。

国によっては手を上げてアピールしないと停まってくれません!
自分が乗りたい番号以外のバスも停車するので、番号を間違えないようにしましょう。
また、ほかのバスや車がバス停に停まっているときは、少し車道寄りに停車することがあります。
そのときは、まわりの車に十分注意して乗るようにしましょう。
②運賃は現金かICカードで支払う
バスは前のドアが乗車口で後ろのドアが降車口です。
乗るときに運賃を支払うカタチになっていて乗車券はありません。
運賃の支払い方法には現金とICカードの2種類があります。
現金支払いの場合の乗車方法
現金で支払う場合は、500MNTを運転席付近にある支払いボックスに入れます。
運転手さんに直接渡している人も見かけるので、どちらでもいいのでしょう。
ただし、おつりはありません。
そのため、乗車前にぴったり500MNTを用意しておく必要があります。

ウランバートルの路線バスはICカード化が進んでおり、現金での乗車は断られる可能性もあります!
ICカード支払いの場合の乗車方法
ICカードで支払う場合は、運転席付近にある読み取り機にタッチ。
すると、カードから500MNTが引かれます。
読み取り機の画面には乗車賃と一緒に残金も表示されるので、残高不足にならないように確認しておきましょう。
③降りたいときは降車口付近に立つ
自分が降りるバス停が近づいてきたら、降車口のドア付近に立ちます。
すると、次のバス停で停めてドアを開けてくれます。
日本のような降車を伝えるボタンはありません。
バスが満員で運転手さんが降りたい人を確認できないときは、すべてのバス停に停車してくれるので心配しなくて大丈夫です。
④バスを乗り継ぐときは降車口の読み取り機にタッチ
降車口にもICカードの読み取り機があります。
バスを乗り継ぐときは、ICカードを降車口の読み取り機にタッチしてください。
すると、30分以内に乗り継ぐバスの乗車賃がタダになります。
乗り継がないときは、ICカードをタッチしなくて大丈夫です。
現金よりもICカードでの支払いがおすすめ!

ウランバートルで路線バスに乗るなら、現金よりもICカードでの支払いが断然おすすめです。
ICカードを利用するメリット
ICカードを利用するメリットは以下のとおりです。
ICカードのメリット
- 支払いが楽ちん
- 乗り継ぎがタダになる
- 現金を出さなくてすむ
- 乗車を断られることがない
支払いが楽ちん
ICカードは何より支払いが楽です。
カードをタッチするだけですからね。
現金だとおつりが返ってこないので、500MNTぴったりないと損してしまいます。
乗り継ぎがタダになる
すでに説明しているように、ICカードを利用すると30分以内に乗り継ぐバスが無料になります。
一方で、現金支払いでは乗り継ぎがタダになる恩恵を受けることができません。
運賃が安いとはいえ、塵も積もれば山となる。
バスをよく利用する人にとっては嬉しいサービスですね。
現金を出さなくてすむ
ICカードの場合は、現金を出す必要がありません。
これは支払いが楽であるということだけではなく、別の大きな意味があります。
それは、スリ対策になるということです。
ウランバートル市内ではスリの被害が多く、特にバスの車内は要注意。
知り合いのモンゴル人たちからも、「バスに乗るときはスリに気をつけろ」と口酸っぱく言われています。
実際に、僕の日本人の友人も路線バスの車内でスリの被害にあっています。
現金を出すところをスリに見られていると、どこに現金をもっているかバレてしまい、ターゲットにされやすくなってしまうでしょう。
そのため、ICカードでの支払いがおすすめなんです。
ただし、ICカードをお財布から出してタッチしていると、現金と同じようにターゲットにされやすくなります。
ICカードは単体で持っておくようにしましょう。
乗車を断られることがない
2021年7月現在、現金支払いでもバスに乗れますが、なかにはICカード支払いでしか乗れないバスもあるそうです。
運転手さんに現金での支払いを断られてしまうそうなんですね。
また、ガイドブックによってはICカードでの乗車のみが可能で、現金では路線バスに乗ることができないと記載されているものもあります。
ルール上は現金支払いが禁止になっているものの、運転手さんの裁量で現金でも乗れるようになっているのかもしれません。
そうなると、今後は現金での乗車が完全に禁止になってしまう可能性もありますね。
ICカードを利用するデメリット
ICカードを利用するデメリットは以下のとおりです。
ICカードのデメリット
- ICカード自体の購入費がかかる
- チャージしなければならない
ICカード自体の購入費がかかる
ICカード自体を購入するのに3600MNTかかる点がデメリットの1つ。
日本円にすると約140円です。
実際、現金支払いでもほとんどのバスに乗れるので、滅多にバスに乗らないならICカードを買わなくてもいいかもしれません。
チャージしなければならない
ICカードはプリペイド式なので、残高がなくなればその都度チャージしなければなりません。
この点が面倒に感じる人もいるでしょう。
ただ、チャージ自体は簡単であっという間にできるので、慣れてしまえばそれほど面倒ではありませんよ。
路線バスによく乗る人はICカードを利用するべき
ほとんど路線バスを利用しない人はICカードは必要ないかもしれません。
例えば、旅行でウランバートルに訪れている人や車を持っている人などは、現金支払いでいいと思います。
ただ、バスによく乗る人はICカードを使ってバスに乗ることをおすすめします。
すでに説明したように、メリットが多く、たいしたデメリットはありません。
また、モンゴルに旅行で訪れている人のなかでも、路線バスをたくさん利用して観光しようと考えている人は、ICカードを購入してもいいでしょう。
U moneyのカードはバス停付近のお店で買える!

さて、ウランバートルの路線バスのICカードについて説明してきましたが、ここからはICカードの購入方法を紹介していきます。
お店の目印はU moneyの看板

カードの購入とチャージができるのは「U money」の看板があるお店。
「U money」とはICカードの正式名称です。
街なかのほとんどのバス停近くに、「トゥツ(Түц)」という小さな小屋の個人商店があります。
その小さなお店のわかりやすいところに「U money」のマークがついているので、簡単に見つけられますよ。
ICカードは1枚3600MNT
ICカードは1枚3600MNTで購入することができます。
お店によっては少し価格が高いこともあるそうです。
ICカードがほしいときは3600MNTを渡して、
Автобусны карт アウトーブスニー・カルト
(モンゴル語で「バスカード」という意味)
と言えば、バスカードを買いたいんだなと理解してくれると思います。
Автобусны карт авъя アウトーブスニー・カルト・アウィー
(モンゴル語で「バスカードをください」という意味)
と言えればもっといいです。
さらに、お店ではチャージすることも可能。
チャージのときは難しいことは言わずに、ICカードとチャージしたいお金を渡せば大丈夫です。
ちなみに、バス停にいる青いジャケットを着ている係員さんも、カードとお金を渡せばチャージしてくれます。
カードには子ども用もある

ICカードの表のデザインはいくつかあるようですが、裏面を見てみると右上に何も書いていないものと、青い部分にモンゴル語で何やら書かれているものがあります。
- ХҮҮХЭД
これはモンゴル語で「子ども」という意味です。
つまり、子ども料金用のICカードということですね。
僕が最初にICカードを買ったとき、2種類のカードを提示されました。
しかし、モンゴル語で説明されたため2つの違いが分からず、適当に選んでしまったのです。
家に帰って「ХҮҮХЭД」の意味を調べてみて、それが子ども用だと気づきました。
次の日にお店に行き、「間違って子ども用を買ってしまったが大人用がほしい」とお願いすると新しく大人用のカードを無料で渡してくれました。
幸い1枚目のカードにチャージしていなかったので、余計な費用がかかることはありませんでした。
みなさんもICカードを購入するときは、大人用と子ども用を間違えないようにしてください!
路線バスのアプリ「UB Smart Bus」を活用してみよう!

ウランバートルの路線バスには専用のアプリ「UB Smart Bus」があります。

「UB Smart Bus」を使ってできること
このアプリでは以下のような情報がわかります。
UB Smart Busでわかること
- 地図上でバス停やU moneyのマークがあるお店の位置がわかる
- バス停を選択すると、どの番号のバスがそのバス停を通るかわかる
- バスの番号を選択すると、今どのバス停付近を走行しているかわかる など
よく使うバス停やバスの番号をお気に入り登録しておくことで、乗りたいバスの運行状況をさっと調べることができます。
ただし、2021年7月現在、このアプリで使えるのはモンゴル語のみ。
日本語や英語で利用することはできません。
それでも使い方は簡単なので、ウランバートルで路線バスを利用する人はぜひ利用してみてください!
「UB Smart Bus」の簡単な使い方

「UB Smart Bus」を手探りで利用し始めたところ、だんだんと使い方がわかってきました。
バスの番号を検索
バスのマーク(Чиглэл xaйx)でバスの番号を検索すると、その番号のバスが通るバス停が一覧で出てきます。
そして、バスが今どのバス停付近にいるのかも確認することができます。
これでバス停で長時間待つことがなくなりますね。
バス停を検索
バス停のマーク(Автобусны буудaл xaйx)でバス停を検索すると、そのバス停を通るバスの番号が出てきます。
目的地に行くにはどの番号のバスに乗ればいいのか、出かけた先からどのバスで帰ればいいのかわかるようになります。
ただし、同じルートでも上りと下りの画面があるので、よく確認するようにしましょう。
地図上でバス停やU moneyの場所を確認
最初の画面にある地図のマークから、地図上でバス停やU moneyの購入・チャージ場所を確認することができます。
今いる場所や目的地から一番近いバス停を探すときに便利です。
☆マークでお気に入り登録
バスの番号やバス停の名前を検索したときに、横にある☆のマークを押すことでお気に入りに登録。
すると最初の画面で☆マークを押すだけで、すぐにお気に入り登録した番号のバスやバス停が出てくるようになります。
よく利用するバスやバス停はお気に入り登録しておくとかなり便利ですよ!
「UB Smart Bus」はモンゴル語だけなので少し利用しづらいですが、僕は時間があるときに色々試して使い方を覚えていってます!
まとめ:慣れてしまえば便利なウランバートルの路線バス

ウランバートルの路線バスの乗り方やICカードの購入・チャージ方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
今回のポイントは以下のとおりです。
乗り方が難しそうというイメージがあるウランバートルの路線バスですが、慣れてしまえばどうってことないです。
利用し始めてみると、乗車賃が安くてそこそこ運行数も多いのでかなり便利に感じますよ。
ただし、渋滞による時間の予測や車内でのスリ被害には十分注意してくださいね!