渋滞やスリに要注意!ウランバートルで路線バスに乗るときに気をつける7つのこと
ウランバートルの路線バスは安くて便利!しかし、渋滞で到着時間の計算が難しかったり、スリの被害が多かったりと、気をつけなければならないことがいくつかあります。
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ウランバートルの路線バスは便利だけど注意点もある!
ウランバートル市内での移動には路線バスがとても便利です。
1回の乗車がたったの500MNT(約20円)。
さらに運行数も多いので、僕もよく利用しています。
しかし、日本のように安全で快適というわけではありません。
ウランバートルの路線バスに乗るときには、スリや渋滞など注意しなければならないこともいくつかあります。
そこで今回は、ウランバートルの路線バスに乗るときに気をつけなければならないことを紹介します。
ウランバートルで路線バスを利用する機会がある人は、ぜひ読んでみてください!
路線バスで気をつけなければならない7つのこと
ウランバートルの路線バスに乗るときに気をつけなければならないことは、以下の7つです。
気をつけること7つ
- スリの被害が多い
- 市内は渋滞がヒドい
- 路線を覚えるのが難しい
- 時刻表がない
- ICカードがないと乗れないことがある
- 運転が荒いので酔う
- 最終バスの時間が早い
①スリの被害が多い
ウランバートル市内ではスリの被害が多いですが、特にバスの中は要注意。
お財布だけでなくスマホやタブレット、パスポートなども、ポケットやカバンから抜き取られてしまうことがあるそうです。
モンゴル人の知り合いからは、「バスには数人でグループを組んでいるプロのスリ集団が乗っているから気をつけてね」と言われました。
対策
まず、服やズボンのポケットなど、抜き取りやすそうなところには貴重品は絶対に入れておかないこと。
さらに、カバンやリュックは横や後ろではなく、前に抱えて持つようにしましょう。
また、スリに目をつけられてしまうかもしれないので、バスのなかでのスマホの操作はなるべく控えたほうがいいかもしれません。
②市内は渋滞がヒドい
ウランバートル市内の渋滞がヒドいのは有名だと思います。
近年急速に人口が増加しているウランバートルでは、車を所有する人の数も増えたことで四六時中渋滞が起きていると聞きました。
また、モンゴル人の多くは、車の運転が荒いです。
少しでもスペースがあれば、頭を突っ込んで車線変更します。
これもまた、渋滞の原因の1つでしょう。
渋滞にハマってしまうと、バスもまったく進まなくなります。
空いていれば40分ほどで着く道のりでも、渋滞により2時間以上かかってしまうことも。
そのため、到着時間の計算は非常に難しいです。
対策
まず、バスが渋滞にハマっても大丈夫なように、時間にはかなり余裕を持って行動するようにしましょう。
また、渋滞によってバスが進まなくなったときには、途中で降りて歩いたほうが速いです。
場合によっては、バス停ではなくても運転手さんはドアを開けて降ろしてくれることがあります。
③路線を覚えるのが難しい
ウランバートル市内のバスは路線のコースを覚えるのが難しいです。
何番のバスがどのルートを通るのか、モンゴル人でもすべての路線を把握している人は多くないでしょう。
「地球の歩き方」などのガイドブックやインターネット上には、主要な路線のコースが載っている地図もありますが、すべてのコースを網羅しているわけではないようです。
対策
主要道路を通るバスの番号を覚えておけるといいですが、最低でも自分のよく利用するバスの番号さえ覚えておけば大丈夫です。
また、行き先や停留所の表記はすべてモンゴル語です。
そのため、自分の家やホテルの最寄りのバス停、目的地のバス停の名前はモンゴル語で把握しておきましょう。
ウランバートルの路線バスには専用のアプリ「UB Smart Bus」があります。
アプリ内の地図を開くとバス停がある場所が表示され、バス停の名前を確認することができるんです。
路線バスに乗るときは、ぜひアプリを利用してみてください。
④時刻表がない
アジアの国ではよくあることですが、ウランバートルの路線バスに時刻表はありません。
そのため、バス停で何分も待つこともあり、渋滞のときと同じように到着時間を正確に予測することは難しくなります。
また、バスの運転手さんが近くのお店で買い物をするために、数分ほど停車していたこともありました。
運転の様子からするとかなり急いでいるように見える運転手さんたちですが、時刻表がないのでマイペースになるときもあるようですね。
対策
時刻表がない代わりに、専用アプリでバスが今どのバス停付近を走行しているのか確認することができます。
アプリを上手く使えば、バス停で長時間待つこともなくなりますね。
アプリはすべてモンゴル語で表記されているので、最寄りのバス停や目的地の名称はモンゴル語で把握しておきましょう。
また、到着時間の正確な予測ができないので、かなり余裕を持って行動することをおすすめします。
ただ、どの番号のバスも運行数はある程度多いので、「何十分も待っても来ない!」なんてことはないでしょう。
⑤ICカードがないと乗れないことがある
2021年7月現在、路線バスの運賃の支払いは現金とICカードの2種類があります。
ICカード支払いならすべてのバスに乗ることができますが、現金支払いでは乗車を断られてしまうこともあるそうです。
今のところ現金で乗車している人も見かけるので、ほとんどのバスは現金でも乗ることができると思います。
ただ、今後もしかしたら現金での運賃の支払いが完全に禁止されるかもしれません。
そうなると、路線バスの利用者は全員ICカードを購入しなければならなくなります。
対策
路線バスをよく利用する人はICカードを購入するようにしましょう。
30分以内の乗り継ぎがタダになったり、乗車が楽になるなどのメリットも多いです。
一方で、旅行で訪れている人や自分の車を持っている人など、ほとんど路線バスに乗らないという場合は、わざわざICカードを買わなくてもいいと思います。
運悪く現金支払いで乗車を断られたらあきらめるしかないですが、そんなに待たずに次のバスが来るでしょう。
⑥運転が荒いので酔う
すでに説明したように、モンゴル人の多くは運転が荒いですが、バスの運転手さんも例外ではありません。
急発進、急停車、アグレッシブな車線変更などを繰り返すので、乗り物酔いしやすい人は気をつけてください。
僕がバスに乗っていて酔ったのは、2台の路線バスの運転手さん同士がケンカを始めたときです。
同じルートを走行していたバスだったのですが、車線変更やバス停での停車のときにお互いに道を譲らず、徐々にケンカに発展していきました。
ついには、走行しながら窓を開けて怒鳴り合いが始まったのです。
さらに、乗客たちも参戦し、相手の運転手さんに対し何やら叫びだす始末。
結局、バス同士の距離が少しずつ離れ始めてケンカは終わりましたが、そのときの運転はとても荒く、さすがに酔ってしまいました。
対策
これも慣れていくしかないと思います。
いちいち運転手さんでバスを選んでいられないですからね。
ただ、車の排気ガスの臭いや路面のでこぼこなど、運転の荒さ以外にも酔いやすい要素が多いです。
そのため、乗り物酔いしやすい人は、ウランバートルの路線バスに慣れるまでは酔い止め薬を飲んでもいいかもしれません。
⑦最終バスの時間が早い
最終バスの時間は早く、ほとんどのコースが21時台で終わりです。
なかには20時台に終わってしまうコースもあります。
夏場は21時近くでもまだ明るいので、時間を気にしていないと最終バスの時間を逃してしまうなんてことがあるかもしれません。
自分の利用するコースの最終バスの時間は、しっかりと把握しておかないといけませんよ。
対策
まずは、最終バスの時間を調べておき、逃さないようにすること。
もし最終バスに間に合わなかった場合、知り合いに車で送ってもらうのが望ましいです。
また、ほかの選択肢としてタクシーがあります。
ただ、ウランバートルには正規のタクシー会社のほかに個人タクシー(通称:白タク)があり、ぼったくりをするドライバーも多くいるようです。
タクシーを利用するときは知人やお店、ホテルのスタッフなどに正規のタクシーを呼んでもらうようにしましょう。
暗くなってから1人あるいは女性だけで歩いて帰るのはおすすめしません。
まとめ:バスに慣れてもスリと渋滞には十分注意しよう!
ウランバートルで路線バスに乗るときに気をつけることを紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最後に、路線バスを利用するときの注意点をもう一度おさらいしましょう。
気をつけることがたくさんあって利用しづらいと思ってしまう人がいるかもしれません。
しかし、どれもウランバートルでの路線バスの利用に慣れてしまえば、それほど難しく考えるような問題ではありません。
あえて言えば、スリと渋滞。
バスの利用に慣れた人でも、この2つだけは引き続き十分気をつけるようにしましょう。
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