ビエンチャンでレンタルするなら自転車?それともバイク?借りるときの注意点は?
ビエンチャンでは自転車のレンタルがおすすめ!ラオスは交通ルールがゆるいので、バイクの運転は慣れていないと危ないです!ビエンチャンの主要な観光地めぐりなら自転車で十分!
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ビエンチャンでレンタルするなら自転車?それともバイク?
のんびりとした雰囲気があり、「世界一何もない首都」と呼ばれることもあるラオスのビエンチャン。
世界中のバックパッカーやタイのビザを取得するために訪れる人が多い街です。
そんなビエンチャンに訪れる人のなかには、街の広さや道路交通の安全性がわからず、自転車とバイクのどちらをレンタルするか迷っている人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ビエンチャンでは自転車とバイクのどちらをレンタルするのがおすすめかを紹介していきます。
ビエンチャンに行く予定がある人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
ビエンチャンでレンタルするならバイクよりも自転車がおすすめ!
結論からいうと、ビエンチャンでレンタルするならバイクよりも自転車がおすすめ。
その理由は以下のとおりです。
自転車がおすすめな理由
- 【理由①】ビエンチャンでのバイクの運転は危険
- 【理由②】自転車は盗難されたときのリスクが小さい
- 【理由③】バイクは国際免許がないと警察に捕まる
- 【理由④】ビエンチャンの観光スポットめぐりは自転車で充分
【理由①】ビエンチャンでのバイクの運転は危険
ビエンチャンは交通事故がとにかく多く、車と接触して転倒しているバイクをよく見かけます。
また、ラオスでは日本でいうところの交通ルールはあってないようなもの。
バイクの3人乗り、逆走、無灯火、信号無視などなど、いろいろな交通違反を見ることができます。
ウィンカーやミラーが壊れていても気にせず、小学生がバイクに乗っているのも当たり前。
つまり、ビエンチャンの道路は交通ルールがゆるく、危険なドライバーが多いということです。
青年海外協力隊の人や日系企業の駐在員は、バイクに乗るのを禁止されているという話も聞きます。
よほどバイクの運転に慣れていないと、ビエンチャンでバイクに乗るのは危険といえるでしょう。
ただし、自転車ならかならずしも安全というわけではありません。
バイクに比べるとスピードが出ない分危険は少ないですが、自転車に乗るときも十分注意する必要があります。
【理由②】自転車は盗難されたときのリスクが小さい
ビエンチャンでは自転車とバイクの盗難はとても多いです。
なかなかイメージしにくいかもしれませんが、日本の外務省が注意喚起するレベルです。
たとえ鍵をかけていても、あっという間に持っていかれてしまいます。
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レンタル自転車やバイクが盗まれてしまった場合、レンタルショップからいくら請求されるの?
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自転車は30万キープ(約3400円)、バイクは1000USドル(約10万円)くらいが目安ではないか。
自転車やバイクをレンタルするときにはパスポートを預けるか現金でデポジットを支払います。
デポジット金額は自転車なら30万キープ(約3400円)、バイクなら1000USドル(約10万円)が相場です。
盗まれてしまったときにデポジットのお金がそのまま賠償額になるとしたら、バイクはなかなかの金額になりますね。
一方で、自転車はデポジットが約3400円なので、弁償になってもダメージは少なく済みそうです。
リスクの大きさを考えると、自転車のほうが気軽に借りれるといえます。
ちなみに僕はバイクのレンタル中にヘルメットを盗まれました。
【理由③】バイクは国際免許がないと警察に捕まる
いくら交通ルールがゆるいラオスといえども、首都のビエンチャンではときどき警察による交通違反の取り締まりがおこなわれています。
ビエンチャンで交通量の多い通りは、週末の夜に取り締まりがおこなわれていることが多いです。
ラオス人もバンバン取り締まりを受けています。
警察はお小遣い稼ぎのために交通違反の取り締まりをおこなっているという話も聞きます。
もし、国際免許を持たずにバイクに乗っていて取り締まりを受けたら、警察からワイロを要求されるでしょう。
お財布の中身を確認されて、持っている分はごっそり持っていかれるかも…
ただし、ビエンチャンでバイクをレンタルするときに、免許を所持しているか確認されることはありません。
そのため、外国人の多くは国際免許を持たずにバイクを運転しています。
国際免許なしでバイクを運転する場合には、それなりのリスクがあることも覚えておいてください。
【理由④】ビエンチャンの観光スポットめぐりは自転車で十分
ビエンチャンは「世界一何もない首都」といわれているとおり、観光スポットは少ないです。
しかも、首都にしては小さな街なので有名な観光スポットはほとんど自転車でまわれてしまいます。
もちろんバイクの方が移動は速くて楽ちんですが、逆に時間を持て余してしまうかもしれません。
パトゥーサイやタート・ルアン、タラート・サオなど、主要な観光スポットだけをまわるなら自転車で十分だと思います。
こんな人にはバイクのレンタルがおすすめ!
ビエンチャンでレンタルするならバイクよりも自転車ですが、人によってはバイクが向いている場合もあります。
レンタルバイクが向いている人
- バイクの運転に慣れている人
- 少し遠出したい人
- 体力に自信がない人
バイクの運転に慣れている人
ラオスは交通事故が多いですが、ある程度バイクの運転に慣れている人であればそれほど危険ではないと思います。
ただし、日本の道路と同じような感覚でバイクを運転してはいけません。
危険なドライバーも多いのであまりスピードは出さず、周囲に気を配って運転するようにしましょう。
少し遠出したい人
バイクなら自転車に比べると遠くまで行くことができます。
たとえば、ビアラオの工場やホアイホン職業訓練センター、ラオス国立大学など、自転車では遠くて行きにくいところにも、気軽に行くことができます。
街の中心を少し離れると砂ぼこりがひどいので、自転車で行くと着いたときには汗だくで体もホコリまみれになります。
そのため、ビエンチャンで自転車に乗って遠出するのはあまりおすすめできません。
少し遠くの観光スポットもまわりたい人はバイクのレンタルをおすすめします。
体力に自信がない人
体力にあまり自信がない人は、自転車での移動は大変かもしれません。
ビエンチャンでレンタルできるのは、ママチャリやちょっとしたスポーツタイプの自転車。
長い距離を走るのに向いている自転車ではないので、長い時間こいでいるとそれなりに疲れます。
また、ラオスは気温が高く日差しが強いので、自転車に乗っていると想像以上に体力を奪われてしまいます。
その点、バイクは快適です。
体力に自信がない人でも、疲れることなくあちこちまわることができますからね。
自転車とバイクはどこでレンタルできる?
メコン川沿いのホテルやドミトリーが集結しているエリアに、自転車とバイクのレンタルショップも集まっています。
自転車やバイクがズラッと並んでいるのでわかりやすいです。
この辺りのお店の1日レンタル料の相場は以下のとおりです。
1日のレンタル料の相場
- 自転車:8,000〜10,000キープ(約90〜114円)
- バイク:50,000〜80,000キープ(約570〜915円)
どこも料金に大きな差はありません。
そのため、お店を選ぶときは安さではなく、バイクや自転車がきれいにしてあるか、ちゃんと整備してあるかで選ぶのがおすすめです。
また、宿泊するホテルの近くにレンタルショップがあれば、そのお店で借りるのがいいでしょう。
どこも価格にそれほど大きな差はないので、わざわざホテルから遠いところに借りに行く必要はないと思います。
自転車とバイクをレンタルするときの注意点は?
ビエンチャンでは自転車もバイクも気軽にレンタルできますが、借りるときには注意しなければならないことがあります。
レンタルするときの注意点
- パスポートを預けなければならない
- きれいで整備してあるものを選ぶ
- 駐輪時の盗難に気をつける
パスポートを預けなければならない
自転車やバイクをレンタルする場合は、お店にパスポートを預けなければなりません。
ただし、パスポートを預けられない場合は、代わりに現金でデポジットを支払うことも可能です。
デポジット料金
- 自転車:30万キープ(約3400円)
- バイク:1000USドル以上(約10万円)
自転車のデポジット料金はどこも同じですが、バイクの場合はお店によって異なります。
そもそもそんな大金持ち歩くことがないので、パスポートでなければダメというお店もあるようです。
ちなみに、僕はパスポートを預けるのが怖いので、自転車を借りるときにはデポジットにしてもらっています。
実際にお店に行くとわかりますが、お店側のパスポートの管理に不安があるからです。
きれいで整備してあるものを選ぶ
レンタルショップには、きれいでちゃんと整備のしてある自転車ばかりが置いてあるとは限りません。
なかには、オンボロの自転車やブレーキが壊れているものもあります。
日本から運ばれてきたであろう、「〇〇高校」という通学証明シールが貼ってある自転車が置いてあるのも見ました。
渡された自転車やバイクが汚かったり古すぎるようなものであれば、別のものに交換してもらいましょう。
また、出かける前に故障箇所がないか確認するようにしてください。
駐輪時の盗難に気をつける
ビエンチャンは自転車もバイクも盗難が多いので、十分に注意しなければなりません。
対策としては、バイクや自転車のカギは必ずかけること。
できれば強固なチェーンロックやワイヤーロックをしておくようにしましょう。
さらに、管理人がいる有料の駐輪場を利用することで、リスクを減らすことができます。
「ちょっとコンビニに寄るだけだから」などと思って油断してはいけません。
お店の前で狙っている悪い人もいますからね。
自転車を借りてビエンチャンの街へ繰り出そう!
ビエンチャンでレンタルするなら、自転車とバイクのどちらがおすすめかを説明してきましたがいかがでしたか?
重要なポイントは以下のとおりです。
ビエンチャンの街にはバスが走っていますが、本数はあまり多くないので日本やバンコクのように乗りこなすのは難しいでしょう。
また、乗り合いバス(ソンテウ)やトゥクトゥク、バイクタクシーも、料金の相場をわかっていないと交渉するのは大変です。
やはり、ビエンチャンの街をまわるなら自転車が1番。
自分なりの自由なサイクリングが楽しめます。
ただし、ビエンチャンではまわりを走る車やバイクが安全に走行するだろうと信用しすぎないこと。
自転車に乗るときはまわりに十分気を配り、安全運転を心がけるようにしましょう!