ビエンチャンのソンクラーンで体験・目撃したカオスな場面を紹介!車の中まで水浸しに!?
水かけ祭りとして有名なタイのソンクラーン。
実はタイだけではなく、カンボジアやラオス、ミャンマーなどでも同時期にソンクラーンが行われています。
私は2019年にラオスの首都・ヴィエンチャンでソンクラーンを体験。
それ以前にタイのパッタルンでも体験しましたが、ヴィエンチャンの水かけ祭りの方が激しく、まさにカオスでした。
そこで今回は、「ヴィエンチャンのソンクラーンで体験・目撃した信じられない場面」を紹介していきます。
ソンクラーンに興味のある人、体験してみたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください!
- あわせて読みたい!
クリックできる目次
ピーマイラオのソンクラーン(水かけ祭り)とは?
ピーマイラオとはラオスのお正月(旧正月)のこと。
毎年4月の半ばに3日間かけて、各地で祝賀行事が行われます。
基本的にこの期間はみんな田舎に帰って家族と過ごします。
このピーマイラオの期間に行われるのがソンクラーン(水かけ祭り)です。
ソンクラーンは元々、
- 家や仏像、仏塔を水で洗い清める
- 家族、親戚、地域の年長者の手に水をかけて敬意を表す
という行事でした。
ただ、今では上記のような行事の枠をはるかに超え、家族、友人、知人に限らず、道行く人と水をかけ合う祭りに発展しています。
ラオスで4月といえば1年のうちでも1番暑い時期。
そんな猛暑のなか水をかけ合うわけですから、ラオスの年間行事のなかでも1番盛り上がるイベントになっているわけです。
タイやカンボジアなどでも同時期に新年を祝い、水かけ祭りを行います。
水をかけられても怒ってはいけない!?
ソンクラーンで水をかけるという行為は、相手への敬意をあらわしています。
そのため、ソンクラーン期間中は水をかけられたとしても怒ってはいけません。
ひしゃくを持った小さな子どもを連れたお父さんから、
「どうぞ、この子から水をかけられてあげてね」
と優しくお願いされたこともあります。
ソンクラーンでは人に水をかけるという行為がとても大事なことなんですね。
ただし、カバンの中を狙ってきたり、スマホや財布を狙って水をかけてくる過激派もいます。
激しめの水のかけ合いが苦手という人は、人通りの多い道は避けた方がいいかもしれません。
この期間は外出するお祭りに強制参加になるので気をつけましょう。
ヴィエンチャンのソンクラーンはカオスすぎる!?
私がヴィエンチャンのソンクラーンに参加したときには、以下のようなことを体験・目撃しました。
体験・目撃したこと
- 【体験】徒歩でもバイクでも車でも水をかけられる
- 【体験】水溶きベビーパウダーを顔に塗られる
- 【体験】信号待ちで男女からキスされる
- 【目撃】カバンの中に水を入れられる
- 【目撃】車のドアを開けて水をかけられる
①【体験】徒歩でもバイクでも車でも水をかけられる
ソンクラーン期間中は屋外ではどこでも水をかけられる可能性があります。
たとえ全然関係ない風を装って歩いていようと、バイクを運転していようと、車の荷台に乗っていようと思いっきり水をかけてきます。
その場合は、ありがたく水を被りましょう。
この期間中は家にこもる以外、水を回避する方法はないと考えた方がいいです。
水をかけられるのが嫌で部屋に引きこもっている人もいます。
②【体験】水溶きベビーパウダーを顔に塗られる
水をかけるだけでなく、水に溶かしたベビーパウダーを顔に塗る風習もあります。
こちらも水のときと同様、歩いているとベッタリと塗ってくるんです。
もちろん、「塗ってもいい?」と確認してくれる人もいますが、ハイテンションで笑いながら無許可で塗ってくる人もいます。
近くに顔を白くしている人がいたら、そこは水溶きベビーパウダーの危険地帯です。
こちらもありがたく塗られてください。
③【体験】信号待ちで男女からキスされる
ソンクラーン期間中、バイクに乗っていたときのこと。
信号待ちで止まっていると、いきなり女の子にバイクの鍵を取られ、水溶きベビーパウダー攻撃が始まりました。
そして、顔に水溶きベビーパウダーを塗りたくられながら、キス攻撃も開始。
しかも口と口です(^_^;)
さらに男の子も参加してきて、もう何がなんだか訳がわからない状況に。
2人とも明らかに泥酔状態です。
ヴィエンチャンのソンクラーンで一番カオスを感じた瞬間でした。
いつの間にか鍵は返ってきていました。
男性も女性もソンクラーンでのセクハラには気をつけましょう。
④【目撃】カバンの中に水を入れられる
これは旅行者のソンクラーン失敗あるあるとでもいいましょうか。
カバンの中に水を入れられている人を何人か見かけました。
水かけ過激派はとにかく何でも濡らしたいんです。
たとえ防水バッグだからといって油断してはいけません。
カバンやリュックを開けられて、中に水を入れられてしまいます。
カバンやリュックは持ち歩かないのが無難です。
⑤【目撃】車のドアを開けて水をかけられる
信号待ちをしていた車に水をかけている若者たちがいました。
しかし、車の窓が閉まっていたので手応えを感じなかったのでしょうか。
いきなり車のドアを開けて、車内に水を放り込み始めたのです。
車内はパニック状態。
当然、防水対策はしていなかったのだと思います。
車の中なら安全と考えていたのでしょう。
「水」さえ絡めば何をしても無礼講。
想像の上をいく、ソンクラーンのカオスさに驚いた瞬間でした。
まとめ:ソンクラーンはカオスで世界一楽しい祭り
ヴィエンチャンのソンクラーンで体験・目撃した信じられない場面を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ここで、今回の記事の重要な点をおさらいしておきましょう。
この記事のポイント
- ピーマイラオというラオスの旧正月の期間に、ソンクラーン(水かけ祭り)が行われる
- ソンクラーンの期間は水をかけられても怒ってはいけない
- スマホやお財布にも水をかけてくるので注意が必要
- ヴィエンチャンのソンクラーンで体験・目撃したこと
- 【体験】徒歩でも、バイクに乗っていても、車の荷台に乗っていても水をかけられる
- 【体験】水で溶いたベビーパウダーを顔や体に塗られる
- 【体験】バイクの運転中、信号待ちで止まっていたらいきなり男女からキスされる
- 【目撃】カバンを開けられて中に水を入れられる
- 【目撃】信号待ちで止まっていた車のドアが開けられて中に水をかけられる
ヴィエンチャンは「世界一何もない首都」と呼ばれるほどなので、日本人にはあまり馴染みがないかもしれません。
ただ、個人的には居心地が良くて好きな街です。
猛暑のなかの水かけ祭りはとても気持ちがよく、カオスで楽しい、おすすめの異文化体験です。
水かけ祭りに参加してみたい人は、ぜひヴィエンチャンのソンクラーンに行ってみてください!
“ビエンチャンのソンクラーンで体験・目撃したカオスな場面を紹介!車の中まで水浸しに!?” に対して2件のコメントがあります。